暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0995話
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
の世界で発掘した大量の資源を延々とこっちに運び込み続けている関係だったり、それと向こうの世界で最近頻繁に起きている地震とかについての調査とかがあるんだよ」

 特に資源に関してはほぼ24時間体制で運ばれ続けている。
 採掘した端からある程度の大雑把な精錬をして、その場でコンテナに詰め、トレーラー型のエアカーを使ってアルヌスの丘から門を経由してホワイトスターに運び込んでいるのだ。
 シャドウミラーならではの、無人機と量産型W、技術班の作った高性能の……あるいは高性能すぎる発掘機械を使っての資源採掘だ。
 精錬に関しても発掘した機械が全自動でやるのだから、ぶっちゃけ人間が関わっているところは一切ない。
 ホワイトスターにレアアース、レアメタル、石油といった代物を運ぶのも、それを受け取って保管場所に運び込むのも、どの資源がどれだけの量運ばれてきたのかをホワイトスター内のコンピュータに入力し、上層部――各班の責任者達――に提出する書類を書くのも、どれもこれもが人の手を使わずに行われている。
 向こうの世界で追放された貴族の生き残りが攻撃を仕掛けてきた事もあるが、それらは殆どが捕まえられて連合国の方にある程度の金額と引き替えに引き取って貰っているので、特に問題はない。
 ……龍の類が来たら捕獲するようにとは命令してあるんだが、残念ながら向こうの世界では天災と呼ばれているだけあって、未だに姿を見せる事はない。

「ふーん。国の代表ともなれば、色々と大変なんだな」
「そうだな。……ま、ギャラクシーネットで大評判のアイドルと付き合って、更にはその兄が職場の上司ってのも色々と大変そうだが」

 シェリルと話しているランカを見ながら呟くと、アルトは口に運んでいた焼売を思わず噴き出しそうになる。

「げほっ、ごほっ……な、何だよいきなり。妙な話題に変えるなよな」
「まぁ、花見の席だし、これくらいは……ん?」

 アルトと話していると、スティングやシンと話していたアウルがこっちに向かってやってくる。
 いつもの軽い雰囲気ではなく、どこか真面目な表情。

「……アクセル、悪いけどちょっと来てくれ。話したい事がある」

 俺の前で立ち止まると、そう告げるのだった。
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ