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転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0995話
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わずアルトへと視線を向けながら尋ね返すと、若干不機嫌そうな表情を浮かべつつも口を開く。

「ああ。その、何だ。門世界ってところでは竜に乗って空を飛ぶんだろ? それってどういう風なのかと思ってな」
「ああ、なるほど」

 最初の驚きも、アルトの質問ですぐに納得する。
 基本的に空を飛ぶという行為に対しては貪欲であるアルトだ。VFじゃなくてワイバーンを用いた竜騎兵に興味を抱いたとしても不思議じゃない、か。
 幸か不幸か、帝国との戦い――とも呼べない戦いだったが――で結成された異世界間連合軍の中にアルトはいなかったし、そもそも派遣されてきた統合軍の軍人にしてもVF乗り自体が少数だった。VFが使われたのなんて、1度あったかどうかじゃないか? 実際にはアルヌスの丘に建設した基地の運営の方に集中していたしな。

「で、どうなんだ? アクセルはワイバーンに乗った事はあるのか?」

 黙っている俺に焦れたのだろう。答えを促すように尋ねてくるアルトだったが、俺が出来るのは首を横に振るだけだった。

「いや、乗った事はないな。鹵獲はしたからホワイトスターに行けば乗る事は出来ると思うけど……そもそも俺の場合、ワイバーンに乗らなくても普通に空を飛ぶ事が出来るしな」

 混沌精霊である俺にとって、空を飛ぶというのは地上を歩くというのと大差ない動作だ。
 それに、空を飛ぶというのとはちょっと違うかもしれないが、ネギま世界の人物なら虚空瞬動とかを使えばかなりの人数が擬似的にではあるが空を飛ぶ事が出来るだろう。
 いや、ネギま世界だけはないか。エヴァに鍛えられているシャドウミラーの人員でも虚空瞬動を使える者は少なくない。
 技術班なんか、エキドナから逃げる為だけに虚空瞬動を習得している奴もいるくらいだ。
 ……まぁ、フィリオとかマードックとかロイド辺りなんかはまだ虚空瞬動を使えないみたいだが。
 そう言えば、葉加瀬はどうなんだろうな? ネギま世界の出身だし……いや、科学の方に集中していた以上難しいか?
 もっとも、アルトが望んでいるのはあくまでも空を飛ぶ事であって、跳ぶ事じゃない。それを思えば、寧ろネギとかが良く使っているように、杖を使って空を飛ぶ魔法の方がいいんだろうけどな。

「そうか。ホワイトスターに行けばワイバーンに乗れるのか。なら今度行ってもいいか?」
「それは勿論構わないが」

 そもそも、マクロス世界とホワイトスターは結構自由に行き来出来るようになっている。その辺はやっぱり都市の建設を許可したハワードの先見の明があってこそだろう。

「ただ、今はまだちょっと門世界との方で色々と急がしいから、もしかしたら何かあるかもしれないな」
「……まだあの世界とトラブってるのか?」
「いや、トラブルらしいトラブルはない。けど向こう
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