7部分:第七章
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初
だった。
「それぞれの持っているものがありじゃ」
「そこを進むからこそですか」
「人は面白いのじゃ。ではわしもじゃ」
「殿もこれまで通りですな」
「傾いていくわ。そうしていくぞ」
「そこは幼い頃から変わりませんな」
柴田は少し呆れた顔になった。だがそれと共にだ。
彼もまた笑みを見せてだ。こう言うのであった。
「しかし殿らしいですな」
「だからじゃ。傾いていくぞ」
「ではわしは堅物を通します」
「それがわしの意地じゃ」
そうなるとだ。信長は言いだ。柴田に二人が謹慎が解けたことを伝えよと命じた。そしてそれからすぐにだった。二人に拳を振るうことになった。
傾奇 完
2012・3・30
[8]前話 [9]前 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ