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EVANGELION ANIMA〜もう1つの可能性〜
伍話 見知らぬ記憶(2)
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ャだ。男子は皆、想像力が豊かなのだろうか?
その後他の職員にも聞いて回ったが無意味に終わった。
ー司令室
「…情報が少なすぎる」
「日向君と青葉君意外の人達からは何の成果も得れませんでしたからね…どうぞ」
マヤはNERVのロゴが入ったマグカップをミサトに渡す。中身はコーヒー、徹夜の多いNERV職員の間では好まれてお
り専用の自販機もあるほどだ。
「ありがと、…んっさっすがマヤちゃん美味しいわ」
「そう言ってもられると嬉しいです。…あと『ちゃん』付けはやめてください」
童顔で年齢より若く見えるマヤだが彼女も二十代半ば、ちゃん付けで呼ばれるのは恥ずかしい。
「ところでヴンダーのことはどうするんですか?造るなら急いだほうが…」
ミサトがふざけない内に話題を変える。
「…そうね、戦自やゼーレにバレるとマズいからね」
「そうなると製造は本部の職員だけでやっていくしかありませんね」
現在NERVには人員派遣として日本政府の職員が出入りしている。
NERV職員は3000人前後(戦自突入以前は各施設の職員をあわせて15000人ほど)で派遣されてきたのは500人。現職員の3分の1は敵なのだ。
もちろんセントラルドグマやターミナルドグマの立ち入りは厳禁しており監視も厳重に行われている。
「作業員の数は足りるのよ。設計図通りに造ればいいんだし。問題は広大な土地とお金、電力よ」
「土地なら必要のないゲージの壁を突き破ればいいじゃないですか?」
「可愛い顔して怖いこというのね。…その案はお金がかかり過ぎるから却下」
「ジオフロント?」
「戦自にバレるから却下」
「…ターミナルドグマ?」
「…それいいわね」
白い巨人リリスが拘束されているターミナルドグマはNERV本部の最も深い場所にあり、政府の人間も出入りできない。ドグマは発令所より広くエヴァより大きな物でも造れるはずだ。
「えぇーリリスの前でですかぁ?呪い殺されそうですよー」
ターミナルドグマを見下ろすリリスは近い内に全職員のトラウマになることだろう。
「いい大人がずべこべ言わないのー。
現場監督はマヤお願いね。あと本部職員といっても詳しいことまで教えちゃ駄目よ」
…製作所はターミナルドグマで決定のようだ。
「ううっ…了解」
それと私達二人じゃ無理があるので何人か信用できる人に補佐を頼みたいんですがいいですか?」
「うーん、そうね三人くらいならOKよ。技術面より信頼度を優先してね」
「わかりました」
明るく返事をかえすマヤ。誰を補佐にするか決まっているのだろう。
「あとは、お金と電力なのよねぇー」
お金は沸いて出てくるものじゃない。収入のないNERVには政府や国連の援助金は、職員を雇える金ほどしか出されていないのだ。
「本部の修理費とかいっ
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