第8話
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
存在は同じ斬魄刀である霧時雨と流刃若火と■の扉の中にいる存在だけであることを。
無限や夢幻でさえ兵藤一誠の中にいる斬魄刀にはかなわないことを。
「勝てなくても、認めてもらうぜ氷輪丸!!」
《ならば、掛かってこい》
さあ、考えろどうすれば氷輪丸にダメージが通る。今氷輪丸に俺の姿は認識されていない。この状態でどうやってあの鱗に傷を付ける。
《こないなら、こちらからいくぞ!!》
そう言うと氷輪丸は空中に数え切れない量の氷の槍を作り出す。
ビュンビュンビュンビュン
霧のどこにいるか分からないからか霧の中にある全ての場所に氷の槍を打ち込む。俺はそのうち自分に当たりそうなものを刀で斬ろうとするが
カキンッ
俺は驚愕すると同時に自分の失敗に気づく(マズい!!音が)
《そこか!!》
その音が出たのとほぼ同時に氷輪丸は音のする方向に口を開け氷の槍とは比べものにならない威力の氷の光線を放つ
ゴオッ
(な、何でこんなに範囲が広いんだよ)
俺は全力で光線の範囲から逃れるために走る(クソっ間に合わない)
『Boost』
その音で体が軽くなる。(これならいけるか)
ズドォォォォォォォォォォォォン
《ふむ、霧のせいでどうなったか分からんな、だめ押しにもう一発打っとくか》
「くそが!!ちゃんと腕に当たってるよ」
(クソッ、ギリギリ間に合わなかったか)
一誠は氷の柱に腕が埋まっていた。
だが、いまのでやつにダメージを与える方法が分かった。
《それで腕が動かない状態でどうやって我に勝つきだ》
「知ってるか、《なにをだ》人の腕って簡単に切れるんだぜ」
《まさか、止めろ!!》
俺は自分の凍っている腕に刀を当て力を込める。 ザシュッ
「グァァァァァァ」
俺は必死に声を押し殺す。(霧影)俺は斬魄刀の能力で自分の分身を作り出す。
《貴様はなぜそこまでする、これで負けてもまた、今度挑めばいいだけだなのに、なぜそこまで痛い目にあってまで諦めない》
答える理由なんてない。声を出せば場所を教える事になり作戦の成功確率が下がる、だが、その質問は俺が心に誓ったことだ。
「最初に言っただろう大切なものを守るためだ」
《だが、ここで逃げても貴様のた大切ものが壊れるわけじゃない》
「わかってねぇーな、全然分かってねぇ、ここで逃げたら大切なものを守るときですら逃げちまうかもしれない。それに」
そう、ここで逃げれば逃げる癖がつくかもしれない。それに
《それに何だ?》
「格好悪いだろ」
《クハハハハハハハハハハハハッ、面白い貴様は本当に面白い。格好悪いから逃げないな
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ