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ウイングマン スキャンプラス編
■3■ 捜索
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にくるみは下着姿だ。
「早くやれ!」
実験が始まったらヴィムは完全に研究者の顔になっていた。
美紅は完全にノーマークになっていた。
ヴィムもスキャンプラスもくるみに対して向いていた。
その様子に、今がチャンスだと考えた。
ガ―ディングプポイントを発動するためには立ち上がって右手を上げて宣言をしなければならない。
それを今の格好でやれば、あられもない姿を晒してしまうことになる。
しかし、今なら!
ヴィムもスキャンプラスも自分の方を見ていない。
ならば恥ずかしがる必要はない……かもしれない。
美紅は意を決して立ち上がった。
そして、右手を上げて高らかに宣言した。
「ガ―ディングポイントっ!」
美紅の声はこの部屋の中に響き渡った。

胸も下半身もまったく隠してはいない。
足元はウイングガールズのコスチュームのブーツのままだが、それ以外は一糸もまとっていない。肝心なところは何一つ隠せてはいなかった。
響き渡る美紅の声に、作業に集中していた思わずヴィムも、くるみにビームを放とうとしたスキャンプラスも振り返った。
戦意喪失して意識が朦朧としていたくるみだったが、その声に希望の光を見出したのだ。
しかし――
「…………」
何も変化は起きなかった。
美紅は右手を上げ颯爽と立ち上がったはいいが、何の変化も起きはしなかった。
「あれ?」
視線を感じ恥ずかしくてたまらない。
しかし、賽は振られてしまった。
ここまでやってしまったら、やっぱなし、なんてことは言えない。
手遅れだ。
さすがに、すべてをさらけ出している現状は恥ずかしすぎる。
せめてもと、左手で股間をそっと隠した。
それは焼け石に水だったが、もう一度、宣言をしてみた。
「ガ―ディングポイント!」

やはり何も変化は起きない。
ヴィムもスキャンプラスも不思議そうな顔をして美紅を見ている。
美紅の表情から完全に予定外の展開になっていることはわかっていた。
くるみは再びがっくりと肩を落とし、顔を伏せた。
どうして、ガ―ディングポイントが発動しないの?
美紅は泣きたくなった。
必死に何度も「ガ―ディングポイント」と叫んでみたが、やはり何も起こらなかった。
しかし、何も起きないと確信するとヴィムには美紅の声が耳障りに響いた。
「うるさい、黙らせろ!」
ヴィムがそう言うとスキャンプラスは背筋をただした。
「はい、わかりました!」
そして慌てて美紅に向けて拘束具を放った。
ガ―ディングポイントが発動しないことで、美紅も気力が尽きたのか避けることもなかった。
そして、簡単に十字架に張り付けられてしまった。
美紅は、くるみと同様に十字架のような台に手足を固定されている。

美紅を拘束すると、スキャンプラスはくるみの前に立った。
そして、く
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