コードETD
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ゃない?西の塔って!」
「そうみたいだね〜」
ルーシィが西の方角に、他の塔よりも大きな塔を見つける。ハッピーたちはそこに向かって飛んでいく。
西の塔に向かっている最中、ハッピーたちの後方から、何か音が聞こえる。
「何!?この音・・・」
ルーシィがその音のする方を振り返る。そこにいたのは・・・たくさんのエクシードたち!
「見つけたぞ!!堕天ども!!」
「うわ!!猫がいっぱい!!」
エクスタリアの近衛師団はハッピーたちを見つけると、一気に加速して追いかけてくる。
「空中はまずいわ!地上におりましょう!!」
「うん!!」
シャルルの指示に従い、ハッピーたちは下降しようとする。しかし・・・
「待ってシャルル!!地上にも敵が・・・」
ハッピーの言う通り、地上には王国の魔戦部隊長五人を含む、大量の兵隊たちがハッピーたちを待ち構えている。
「ルーシィ!星霊魔法は!?」
「このベトベトが、魔法を封じてるみたいなの!」
ルーシィはそういって自分の手を塞いでいるものを見せる。
四人は空中にも地上にもいる敵に対し、どうするべきかな対策が立てられないでいた。
「これは一体何事だ?」
城の中からその様子を見たファウストが言う。
「堕天を追って、エクスタリアの近衛師団が、追いかけてきたようですぅ!」
ココがファウストのそばを走り回りながら言うと、ファウストは近衛師団を、眉間に皺を寄せ、体を震わせながら何かを考えている。
「コードETD!!発動せよ!!」
ボォ〜オオプオオ〜オオ
ファウストが叫ぶと、王国軍はほら貝を吹き始め、城の屋上に赤い旗が上がっていく。
「コードETD!?」
「こんな時に!?」
「何を考えているのだ!?」
魔戦部隊長は旗を見て驚きの声を上げる。その間にも、王国軍は何やらライトのようなものの準備を着々と進めている。
「国家領土保安最終防衛作戦・・・発動か・・・」
シュガーボーイが顎に手を当て、その様子を見ている。
「建物の中に入るのよ!!」
「そっか!!」
「急いで〜!!」
シャルルたちは建物の中に兵隊たちがいないのが見え、城の中に急いで向かう。
「コードETD!発動!!」
兵士の一人が叫ぶと、屋上に設置されたライトの光が、ルーシィたちとは違う方向に向かっていく。その先にいるのは・・・エクスタリアの近衛師団。
光を浴びた近衛師団は、皆苦しみ悶える。
「何の真似であるか!!人間ども!!」
苦しみの中、ニチヤが王国軍に向かって叫ぶ。
シャルルたちはそれを見て目を見開く。
「何でエクシードの方を!?」
「どういうこと!!人間にとってエクシードは、天
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