コードETD
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、会議に参加していなかった魔戦部隊長の一人、エルザは、とある所に向かっていた。
エルザがある部屋に近づくと・・・中から声がする。
「エクシード・・・この世界において、天使のような存在・・・その女王シャゴットは、神。
神の言葉は絶対で、人間を管理するのが仕事。その口が死を宣告すれば、その人間は死ななければならない・・・バッカバカしい!どんだけ理不尽な掟よ」
「ほう・・・よく調べているな。この世界のことを」
エルザは牢の中に閉じ込めている、ルーシィの前に姿を現す。
「エルザ!!」
ルーシィはその姿を見て、驚くが、すぐに気を取り直して質問する。
「みんなは無事なの!?ねぇ!!」
「ああ・・・全員無事だ」
「よかったぁ!!」
エルザは牢の柵を開けながらルーシィの質問に答える。それを聞いたルーシィはホッとする。
「よくそんな顔ができるな。自分が置かれてる立場が、わかっているのか?」
「ああ・・・そうだね」
ルーシィはエルザの顔を見上げる。
「顔も声も・・・あたしの知ってるエルザと一緒だから、つい気が緩んじゃって・・・」
「地上の私か」
「あなた、アースランドの世界じゃ、妖精の尻尾の一員なのよ」
「何!?」
エルザはルーシィの言葉に驚く。ルーシィはそれを見て、笑顔で話を続ける。
「強くて、かっこよくて、ちょっと怖いけど・・・みんなからすごい頼られてて、でもね!甘いものが好きだったり、かわいい服が好きだったり、すごく女の子っぽいの!
それで・・・」
ルーシィが話していると、エルザはルーシィの髪の毛をいきなり掴む。
「きゃ!」
エルザはルーシィの髪を掴み、牢を出ていく。
「もうしゃべるな。悪いが、私はお前の知ってるエルザじゃない」
ルーシィはエルザに髪を掴まれ引きずられていき、痛みで顔を歪ませる。
エルザは引きずってきたルーシィを、城の壁に投げつける。
ルーシィはそんなエルザを見る。
「お願い!!力を貸して!!あたしは仲間を助けたいだけなの!!
あなたは確かに別の人かも知れない。でも、根の部分は同じな気がするんだ!あなたは人の不幸を笑える人間じゃない!!」
「黙れ!」
エルザはテン・コマンドをメンツでルーシィの手錠を掴み、外へと持ち上げる。
「ひっ!ちょ・・・ちょっとぉぉ!!」
「お前はここで死ぬんだ」
「エルザは無抵抗な人にそんなことしない!!
エルザは優しいんだ!!そんなことするもんか!!」
それを聞いたエルザは、ニヤリと笑う。
「フッ・・・おめでたい奴だな。私は、人の不幸など大好物だ。
妖精狩りの異名通り、妖精の尻尾の魔導士を何人も殺した」
「・
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