暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
コードETD
[2/8]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
、会議に参加していなかった魔戦部隊長の一人、エルザは、とある所に向かっていた。
エルザがある部屋に近づくと・・・中から声がする。

「エクシード・・・この世界において、天使のような存在・・・その女王シャゴットは、神。
神の言葉は絶対で、人間を管理するのが仕事。その口が死を宣告すれば、その人間は死ななければならない・・・バッカバカしい!どんだけ理不尽な掟よ」
「ほう・・・よく調べているな。この世界のことを」

エルザは牢の中に閉じ込めている、ルーシィの前に姿を現す。

「エルザ!!」

ルーシィはその姿を見て、驚くが、すぐに気を取り直して質問する。

「みんなは無事なの!?ねぇ!!」
「ああ・・・全員無事だ」
「よかったぁ!!」

エルザは牢の柵を開けながらルーシィの質問に答える。それを聞いたルーシィはホッとする。

「よくそんな顔ができるな。自分が置かれてる立場が、わかっているのか?」
「ああ・・・そうだね」

ルーシィはエルザの顔を見上げる。

「顔も声も・・・あたしの知ってるエルザと一緒だから、つい気が緩んじゃって・・・」
地上(アースランド)の私か」
「あなた、アースランドの世界じゃ、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の一員なのよ」
「何!?」

エルザはルーシィの言葉に驚く。ルーシィはそれを見て、笑顔で話を続ける。

「強くて、かっこよくて、ちょっと怖いけど・・・みんなからすごい頼られてて、でもね!甘いものが好きだったり、かわいい服が好きだったり、すごく女の子っぽいの!
それで・・・」

ルーシィが話していると、エルザはルーシィの髪の毛をいきなり掴む。

「きゃ!」

エルザはルーシィの髪を掴み、牢を出ていく。

「もうしゃべるな。悪いが、私はお前の知ってるエルザじゃない」

ルーシィはエルザに髪を掴まれ引きずられていき、痛みで顔を歪ませる。
エルザは引きずってきたルーシィを、城の壁に投げつける。
ルーシィはそんなエルザを見る。

「お願い!!力を貸して!!あたしは仲間を助けたいだけなの!!
あなたは確かに別の人かも知れない。でも、根の部分は同じな気がするんだ!あなたは人の不幸を笑える人間じゃない!!」
「黙れ!」

エルザはテン・コマンドをメンツでルーシィの手錠を掴み、外へと持ち上げる。

「ひっ!ちょ・・・ちょっとぉぉ!!」
「お前はここで死ぬんだ」
「エルザは無抵抗な人にそんなことしない!!
エルザは優しいんだ!!そんなことするもんか!!」

それを聞いたエルザは、ニヤリと笑う。

「フッ・・・おめでたい奴だな。私は、人の不幸など大好物だ。
妖精狩りの異名通り、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士を何人も殺した」
「・
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2025 肥前のポチ