六魔将軍編〜ニルヴァーナを死守せよ!〜
大地の叫び "ニルヴァーナ"
[3/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
エルザの声が聞こえてきた。
『待って!今動ける魔導士が7人もいないわ!』
『わ、私破壊の魔法は使えません…』
確かにウェンディは使えないな。
『こっちは2人だ!』
右腕の方を見ると、あらかた修復は終えていた。皮膚はまだだが。
「手の修復は大体できた。俺もいけるぞ。」
『私がいるではないか。』
おお!おっさん!生きてたのか!
『まずい……念話が……』
「あと3人!誰かいねえのか!」
『グレイ、お前は誇り高きウルの弟子だ。こんな奴らに負けるんじゃない…』
リオンの声が聞こえる。
『私…ルーシィなんて大っ嫌い…ちょっとかわいいからって調子乗っちゃってさ……バカでドジで弱っちいくせに…でも死んだら嫌いになれませんわ…後味悪いから返事しなさいよ…』
シェリーもルーシィに呼びかける。
『ナツさん…』
『オスネコ…』
『ナツ……』
あんたらはこんなとこで倒れちゃいけねえ。だからさ、
「立ち上がれ!!妖精の尻尾!!」
『おう!!!!』
ナツの声が聞こえた。
『聞こえ……てる……』
『6つの魔水晶とコアを……同時に…壊す……』
続いてグレイも。
『運がいいやつはついでにゼロも殴れる……でしょ?』
ルーシィも続く。
『急がなきゃ……シャルル達のギルドがあるんだ………』
ハッピーもなんとか答えた。
『頭の中の地図に……番号を振った……全員どこへ行くか決めてくれ……』
そうだな、じゃあ
「俺はコアに行く。」
『1だ!!!』
『2!』
『3に行くわ!』
『私は4に行こう。ここから一番近いと香りが告げている。』
『教えているのは地図だ。』
いいツッコミだぜエルザさんよ。
『私は5に行こう。』
『では俺は、』
『お前は6だ。』
不意に誰かの声が聞こえた。誰だ?
ブツン!とヒビキの念話が切れてしまった。お疲れさん。後は俺らに任せな。
右手も回復したしな。
俺はひとっ飛びでウェンディ達のところへ行く。ジェラールとやらがいたが細かいことは気にしない。うん、後で事情を聞けばいい。
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ