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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
赤鼻のトナカイ
第4話
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がとうございます、クラインさん。』
クライン『いやなに、こんなのチョロイもんよ。』
サチは、クラインに礼を言った。一方のクラインはチョロイと言って返した。

キリト『ありがとうクライン。お礼にコレをやるよ。蘇生アイテムだ、次にお前の目の前で死んだ奴に使ってくれ。』
クライン『お、おう…ありがとう。』
キリトはクラインに蘇生アイテム<還魂の聖晶石>を渡した。クラインはそれを丁寧に受け取る。

キリト『じゃあなクライン。攻略の時とかで、また会おうな。』
キリトは、クラインに別れを告げた。
クライン『ああっ、だが…、お前は絶対に死ぬんじゃあねぇぞ??』
クラインはキリトに念を推して言った。
キリト『心配するな、俺は死なない。強力な相棒がいるからな。』
キリトは、サチの肩をポンと軽く1回叩いて言った。
クライン『そうか、なら安心だな。』
クラインは、キリトの言葉に安堵した。
キリト『それじゃあ』
クライン『ああ、頑張れよ??』
キリト『そっちもな??』
キリトは、サチと一緒にその場を後にした。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

そして2人は、49層の宿に戻った。

2人は武装を解除した後、サチが用意していたクリスマスケーキを食べた。
このケーキはサチが作った物ではなく、NPCショップで売っていたケーキだ。サチは料理は出来るのだが、本人曰く“不安がある”とのこと。
しかしキリトに絶品と言わせるだけの腕を有しており、ただ本人が滅多に作らないだけである。

クリスマスケーキを食べ終えた2人はシャワーを浴びた後で寝巻きに着替えて、寝る前にキスをしてからベッドの上で眠りについた。

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