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ソードアート・オンラインーもしもあの時、サチが死ななかったらー
SAO
赤鼻のトナカイ
第4話
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リト達を尾けて来た様だ。
サチ『尾けていたのですか?』
サチはクラインに聞いた。
クライン『おお、アルゴから情報を買ってな。』
キリト『なるほど、アルゴからか。ならば、無理もないか。』
キリトはクラインの言葉で理解した。

アルゴとは、これまたキリトの知り合いで情報屋。
蘇生アイテムの件で、サチはアルゴとは面識がある。

キリト達が雑談しているその時…、
≪ゾロゾロ……≫
突然、2,30人規模のパーティーが姿を現した。
キリト『どうやら、尾けられたのはお互い様っていう所か。』
クライン『その様だな。』
キリトはクラインに声を投げ掛ける。クラインは僅かに汗を垂らしながらキリトに返した。
集団の顔ぶれを見た<風林火山>のプレイヤーが…、
『あいつら、<聖竜連合>の連中じゃないか??』
『間違いねぇ、場合によってはオレンジプレイヤーになっても構わないって連中だ。』
と言った。

彼等が言う通り、集団は攻略ギルド<聖竜連合>のごく一部。名の知れたギルドだが、同時に面倒なギルドでもある。半月前、キリトとサチは<聖竜連合>から入団の勧誘を受けたが、サチが怖がったのでキリトが勧誘を蹴った。

もし戦うのなら、キリトとサチならどうにかなるだろう。
キリトとサチが武器を装備しようとしたその瞬間…、
クライン『仕方ねぇ??』
クラインが、キリト達の前に出た。
クライン『行け、2人共??』
クラインが2人に怒鳴った。
サチ『でも、クラインさんは??』
クライン『心配すんな!いいから行け??』
サチはクラインを心配したが、クラインを心配ないと言った。
キリト『恩に着る??』
サチ『助かります??』
クラインに軽く礼を言った2人はワープポイントに走り込む。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ワープポイントを出た2人は急いでモミの木を探した。
数分後、サチがモミの木を見つけた。
キリトはサチの元に合流し、サチが持参したココアで一服しながらその場で待った。

ーーーーーーーーーー

深夜0時のアラームが鳴ると、空からサンタではなくモンスターが姿を現した。
モンスター名は〔背教者ニコラス〕。キリト達の3倍あるかないかぐらいの大きさで、頭にサンタ帽を被っているが姿は巨大化したノームに近い。
キリト達2人は、ニコラスを見て1,2歩後退ったが…、
サチ『キリト??』
キリト『ああ…油断しないで行くぞ、サチ??』
サチの一声で、2人は武器を装備(キリトは剣、サチは槍)し、ニコラス目掛けて突進する。一方のニコラスも、2人を迎撃する。

十数分後、サチが発動した槍の上位ソードスキルWトリップ・エクスパンドWを喰らったニコラスは倒れ、ポリゴン状となって消滅した。
するとファンファーレが鳴り
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