第7話
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』
ドライグの口から特大の炎の玉が声の聞こえた方向へ発射される。
ヒューーードォォォォォォォォン
炎の玉は地面にぶつかるととんでもない爆発音とともに、周り一帯を破壊する。
その姿はまさしく赤き力の化身そのものだった。
『一度死んだか、さあ目覚めるまでまつか』
カキンッ
荒野に刀と刀がぶつかる音が響く。
否、それは霧時雨の刀とドライグの鱗のぶつかり合う音だった。
『なっ、なぜ相棒がそこにいる確かに吹き飛ばしたハズだ』
「霧影。分身を作り出すだけの技だ」
一誠はこう言っているが、霧影はそんな弱い技ではない、霧影は霧時雨の欠点である攻撃力の低さを補う為の力である。
曲がりなりにも世界すら統括する神が一誠の為に作った斬魄刀である、それが気配を消すのみな訳がない。(実は、流刃若火と氷輪丸も強化しているが、それはまた別の話)
「クソッ、テメェの鱗硬すぎるだろう、今クリーンヒットしただろ!!」
『その程度の攻撃なら何万回受けても俺の鱗には傷一つ付けられないぞ』
何万回ねぇ、なら今の攻撃の何億倍の攻撃を一度に受けたらどうだろうなぁ?
今の一誠の霧はドライグの挑発により普段よりも何十倍も広い、霧時雨の分身の数は霧の広さに比例する。
なら、今本気で分身を出すとどうなるだろうか?
ドライグは混乱していた。なぜなら、禁手に至っていない筈の一誠が10秒のタイムラグなしに赤龍帝の籠手を使っていることに
だが、それだけなら今さっき至ったと言えるだろう、問題は倍加を知らせる音声がドライグの周り全てから聞こえるということだ。
『相棒、お前何をした』
ドライグは冷や汗をかきながら尋ねる。それに対する一誠の返答はアッサリしたものだった。
「別に何も、ただ増やしただけだ」
『Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost Boost』
そして、一誠は時間にして30秒程経過すると全ての分身を消す、一誠の分身は消える時その分身がしたことは本人に蓄積されるつまり、何千もの分身が30秒ためつづけた倍加が一気に一誠に流れ込む。
(な、なんだこれ、イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ イタイ)
当然である、サイヤ人とはいえ一度にこれだけの倍加をすれば体が壊れてしまう。
(これ以上は体がもたねぇ。なら、次の一撃に俺の全て
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