第十九話 新生聖衣!!そして!!
[1/3]
[8]前話 [1]次 最後
闇闘士の塔正面にて岩鉄とサクヤの拳が交わっていた。
「へ!中々やるじゃねえかオカマ野郎!」
「そっちこそ・・・ドチビ!」
実力は両者五分といった具合だが岩鉄は早く決めたかったため跳躍した。
「悪いが!急いでるから決めさせてもらうぜ!ハリケーン!ボルトぉぉぉ!!」
渾身のハリケーンボルトが繰り出されようとした時サクヤの構えが代わりその拳を繰り出した。
「流星拳!!」
「なに!!」
思いもよらぬカウンター攻撃に岩鉄は焦るがハリケーンボルトで押し切る決断をする。
「いやあああああああああ!!」
「おっりゃああああああああああああああ!!」
岩鉄のハリケーンボルトとサクヤの流星拳が激突すると凄まじい爆発が起こりお互いに吹き飛ばされてしまう。
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
着地した岩鉄は体勢を立て直そうとするがうまく立ち上がれない。
サクヤの方は特にダメージを負っていないような雰囲気だったが、岩鉄の様子を見たサクヤは・・・
「お前・・・身体にダメージ背負ってるだろ?」
「なに!?関係ねえよ!さっさとかかってきやがれオカマ野郎!」
明らかに動揺している岩鉄を見たサクヤは・・・
「やめた・・・今のあんたなんて倒したところで何の自慢にもならない・・・やるんだったら五体満足で来な・・・その時こそボクをオカマ呼ばわりしたことを後悔させてやる」
そう言い残しサクヤは岩鉄の前から姿を消したのだった。
「あんにゃろ・・・待ってろよ虎!!」
サクヤに疑問を持ちながらも大河に加勢するべく闇闘士の塔へと入っていく岩鉄だった。
第十九話 新生聖衣!!そして!!
「はぁ・・・はぁ・・・」
一階で既にダメージを負っている大河がフラフラになりながらも二階へ到着すると再び広い空間に出た。
だが一階とは違う・・・足元に水が流れているのだ。そして大河の周辺の水が暴れ出した。
「な!なんだ!?」
突然の水飛沫と共に和服のような闇衣を纏う女性の姿が・・・
「・・・待っていましたよ?高嶺大河」
「おめえは!?」
「私はスイレン・・・」
スイレンと名乗った女性にライブラの剣を構える大河。
その様子を見たスイレンは笑った。
「ふふふ・・・ライブラの剣・・・天秤座の武器の一つが手に入れば我々は有利になる・・・だが・・・私たちの目的は・・・カイザーナックル!!」
「!?」
突如詰め寄られた大河は至近距離をとられてしまいスイレンのボディブローをまともに受けてしまった。
「がは!」
壁に叩き付けられた大河は衝撃で手に持っていたライブラの剣を落としてしまう。
「くそ!」
地面に突き
[8]前話 [1]次 最後
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ