マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0993話
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の世話はいいのか?」
「マスターは明後日の花見に備えて体調を万全に整えるべく、現在は麻帆良で休んでいます」
……いや、幾ら何でも今から体調を整えるとか……
それだけ花見を楽しみにしているのかもしれないが、幾ら何でもやり過ぎだろう。
――おはようございます、アクセルさん――
俺が茶々丸の言葉に唖然としていると、やがて厨房の奥から四葉が姿を現す。
「朝早くから悪いな。明後日の花見用の料理の方はどうなっている?」
――殆ど出来てますけど、全部となるとまだ少し掛かります――
「そうか。なら取りあえず今出来ている分だけでも空間倉庫に収容するから持って……いや、俺がそっちに行った方が早いか」
そう告げると四葉も頷き、茶々丸と共にキッチンの中へと入っていく。
そこには、確かに料理があった。それこそ、青椒肉絲や酢豚、エビチリ、麻婆豆腐、回鍋肉といった中華料理の定番から、中華風唐揚げ、焼き餃子、揚げ餃子、水餃子、焼売、蒸したての中華まん各種。
それ以外にも北京ダックとかも用意されているのは、四葉が張り切った証拠だろう。
他にも俺には名前の分からない中華料理が大量に、そして何十種類も存在している。
――では、これから仕上げに入りますね――
そう告げると、四葉はむんっと自分に気合いを入れてコンロの前に移動する。
中華料理は火力が勝負とばかりに、この超包子の料理器具は色々な意味で特別な物になっている。
特に葉加瀬が協力して作り上げたこのコンロは、一般家庭にあるコンロとは火力が違う。
轟っ! と巻き上がった炎で中華鍋を熱し、ゴマ油を敷いてから各種材料を入れて焼きそばを作り上げ、あるいはチャーハンを作り上げ、中華粥まで作っていく。
……中華粥に火力はいらないんだけどな。
ともあれ、あっという間に作り上げられていく料理を、次々と空間倉庫の中へと収納し……最終的には100人分はあるんじゃないかというくらいの料理が出来上がるのだった。
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