マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0993話
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で……より正確にはホワイトスターで生活していれば、頭部をヘルメットに包まれた量産型Wというのは嫌でも見慣れる。
何しろ量産型Wは色々な意味で使い勝手がいいし、ちょっとした事なら疑似記憶や疑似経験を入力してやれば大抵はこなしてくれるしな。
更には得た経験をデータ化して、疑似記憶や疑似経験がより洗練されていくというおまけ付きだ。
SEED世界に俺が行った時に、オーブとの貿易で入手した牛や豚、鶏といった畜産動物の世話すらも量産型Wがやっているし、そういう意味では門世界で捕獲したワイバーンの世話すらもしている。
その辺を考えると、量産型Wと接して違和感しかないって性格の人物はホワイトスターでの暮らしには向いてないんだよな。
「う、まぁ、確かに量産型Wがいるのが普通になっていたのは事実かしらね。けど、それは他の皆も一緒でしょ？」
「うーん、まぁ、確かにねぇ。私達もシャドウミラーに所属したのはここ最近だけど、その前から何度かホワイトスターに来てたから、その時に量産産型Wとは会話もしてたし。それ以前に麻帆良にあるゲートを管理しているのは、その量産型Wだしね」
円の言葉に皆が頷き、マリューがやっぱり、という風に頷いている。
「ま、郷に入っては郷に従えって言葉もあるくらいだし、妙な馬鹿共に詰め寄られるよりは、堅苦しくても護衛を付けて貰った方がいいんだろうな」
そう呟き、ふと気が付けば敦煌ハイヴの事をすっかりと忘れていた自分に気が付き、思わず苦笑を浮かべる。
あるいは、それを狙ってこの会話をしていたのかもしれない。
全く……こういうところで敵わないと思うんだよな。
「さて、じゃあ俺はそろそろ四葉の所に行って料理の方を受け取ってくる。また夕食の時にな。……この礼は今夜たっぷりと返してやるよ」
そう告げると、艶然と微笑み、顔を赤くし、小さく笑みを浮かべ、照れて、と様々な表情を浮かべている愛しい恋人達に感謝しながら、影のゲートを使ってその場を後にするのだった。
「お、やっぱりもういたな」
影のゲートで交流区画の中に四葉が開いている店の前へと転移すると、店の中で色々と動いている音や気配がしてくる。
時間としてはまだ午前8時過ぎだが、四葉の店の超包子としては人気店である事から既に昼食用の仕込みをしているのだろう。
そして、当然ながら明後日の花見についても。
CLOSEDという看板の掛かっているドアを開け、店の中に入る。
すると……
「アクセルさん、ですか。おはようございます。残念ながらまだお店は開いていないのですが」
超包子の制服に身を包んだ茶々丸が俺の方を見てそう告げてくる。
「茶々丸？」
「はい、何でしょう？」
「いや、何で茶々丸がここに？ エヴァ
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