飛べ!友のもとに!
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イラ、不安でいっぱいだった」
「うん!!」
「そうね。私も。でも!」
「今は〜」
「違う!」
三人はそのまま走っていき、王都に向かって飛び降りる。
「進まなきゃいけないから!飛ばなきゃいけないから!」
(私たちはエクシード。このエドラスにおいて、唯一体内に魔力を持つもの)
(魔法を使えなかったのは、心が不安定だったから〜!)
ハッピーが叫び、シャルルとセシリーは心の中でそう言う。すると、三人の背中に翼が生えてくる。
(ほら!自分の心の形が見えたとき、翼が私たちを前に進ませる!!)
三人は互いに顔を見合わせ微笑み合う。
「いこう!!みんなを助けなきゃ!!」
「うん!!」
「あい!!」
三人はそういって、王都へと飛んでいく。
そして、それを見ていたラッキーたちは・・・
「かぁー、見やがれマール。ちゃんと飛べるじゃねぇか」
「飛び方があなたそっくりね、ラッキー」
「バカ言え!!飛び方なんかじゃねぇ・・・」
「そうね・・・」
二人の声は、少し涙声になっている。
二人は涙を噛み締めながら、ハッピーたちをずっと見ている。
「あの白い娘・・・彼女かしら?」
「かぁーー!女連れてくるなんざ、100年早ぇんだよ!!」
「友達思いの、優しい子に育ったのね・・・」
「かぁーー!あい!」
二人はずっと見たかった自分の子供の顔を見ることができ、嬉し泣きをしていた。
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