飛べ!友のもとに!
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でゆっくりとしている。ハッピーは仕事をやりきった達成感とセシリーはひなたの気持ちよさで笑顔であるが・・・シャルルは相変わらず暗い表情をして、ウェンディのことを思い出している。
「お疲れさま!ここ、お風呂上がりは気持ちいいでしょ?」
すると、マールが三人の元にやってくる。
「あい!」
「お風呂上がりじゃなくても気持ちいいよ〜!」
ハッピーとセシリーは笑顔でマールに答える。
「ハッピーとシャルルとセシリー・・・だったわね。アースランドで生まれたんでしょ?誰が名前をつけてくれたの?」
「ナツ。友達だよ!」
「僕のはシリル!友達なの〜!」
「私も・・・そう・・・友達・・・」
マールの質問に、ハッピーは手を上げ、セシリーは笑顔で、シャルルはうつむきながら答える。
「その友達が王都に捕まってるんだ」
「うん!僕たち、助けにいかないと〜!」
「人間を助けるのね」
ハッピーとセシリーが言うと、マールは笑顔でそう言う。するとシャルルは、
「エクスタリアでは、その考え方は間違ってるのよね・・・」
シャルルは一人、悲しそうにうつむく。しかし、マールはシャルルを優しい眼差しで見ながら答える。
「そんなことないわ。素敵なことよ。友達に、エクシードも人間も関係ない。
だって、見た目が違くても、大好きって言う心の形は同じなの」
「心の・・・形・・・?」
「そう。大好きの心の形は、みんな一緒」
マールは優しく微笑みながらそう言う。それを聞いて、ハッピーとセシリーは笑顔になるが、シャルルは変わらず、うつむいてしまう。
「私の心は・・・私じゃない誰かによって、操られてる・・・
今、話してる言葉さえ、私のものなのか・・・どうか・・・」
シャルルは悲しそうにそう言う。それに対してハッピーとセシリーは、
「シャルルの言葉だよ!!シャルルの心だよ!!」
「そうだよ〜!!シャルルのウェンディへの気持ちも、ハッピーのナツくんへの気持ちも、僕のシリルへの気持ちも、みんな僕たちのものだよ〜!!」
「ハッピー・・・セシリー・・・」
二人の言葉に、シャルルは顔を上げる。
「そうね。今はちょっと迷ってるみたいだけど、きっと大丈夫よ」
マールの言葉に。シャルルは耳を傾ける。
「だって、こんな素敵なナイト様と友達が、近くにいるじゃない」
「な・・・ナイト様////」
「ヒュー!!」
マールの言葉に、ハッピーは顔を赤くする。
「あなたは自分の心を見つけられる。
ううん。本当はもう持ってるの。あとは気づけばいいだけなのよ。【大好き】の気持ちを信じて」
マールの言葉を聞いて、シャルルの顔に笑顔が戻ってくる。
「よかった。ようやく笑ってくれたわね。とってもかわ
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