飛べ!友のもとに!
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ャルルが何かを見つける。
「ハッピー!セシリー!あれ見て!」
シャルルの視線の先にあるのは、浮遊島の上にある大きな魔水晶!
「魔水晶が浮いてる!!」
「王都で見たのより大きい・・・」
「あれが妖精の尻尾のみんなってこと〜!?」
「あんなところにあったんだ・・・」
ハッピーたちが魔水晶を眺めていると、シャルルは今度は下を見ている。
「どういうこと?」
「なんで王都がこんなに下に〜?」
「ここ、空に浮かぶ島だったのか!!」
ハッピーたちも下を覗くと、そこには先ほどまで三人のいた王都があった。
「つまり、こんな位置関係なのね」
シャルルは木の枝を使って、地面に位置関係を書く。
下に王都があり、その斜め上にエクスタリア、そしてその隣に魔水晶があるといった感じだ。
「どうやって王都まで降りよう・・・」
「今の私たち、翼が使えないし・・・」
「う〜ん・・・」
三人が頭を抱えて悩んでいると、後ろから声がする。
「コラァ!オメェら!オイラの畑で何してやんでぇ!!」
「「!?」」
「しまった!!」
三人が振り返ると、そこには大きなクワを持ち、泥棒ひげを生やした白いエクシードがいた。
「はは〜ん・・・兵隊どもが探し回ってる堕天てのは、おめぇらのことだな?」
そう言うエクシードにハッピーは身構え、シャルルはうつむき、セシリーはあたふたしている。
「かぁーーー!!!」
「「ひぃっ!!」」
すると白いエクシードは三人に向かって鍬を振り回し、三人はそれをかろうじて避ける。
「出てけ出てけー!!」
「あい!」
「ごめんなさい〜!」
白いエクシードにそう言われ、ハッピーは尻餅をつき、セシリーは立ったまま謝る。
「荷車が転がっていたのはこの辺か!?探せ!!メェーン!!」
すると、先ほどハッピーたちが投げ出された崖の上で、近衛師団がハッピーたちを捜索しているのが見える。
「もう追ってきた・・・」
「まずいよ〜・・・」
「・・・」
三人はそれを見て焦る。すると、白いエクシードが三人にまた怒鳴る。
「かぁーーー!!!畑から出てけー!!」
「あい!!すぐに出ていきます!!」
「でもってうちに来い!!」
「はい〜!すぐに行き・・・え?」
「え?」
「?」
三人はいきなりそう言われ困惑するが、ひとまずそのエクシードの家についていった。
ハッピーたちは白いエクシードについていき、今は家の前まで来ている。
「兵隊
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