暁 〜小説投稿サイト〜
FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
飛べ!友のもとに!
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、ここに隠れてて」
「「え?」」

そのエクシードは、三人を藁の入った木の荷車に入れると、元の位置に戻る。
すると、そのあとから近衛師団が走ってきて、辺りをキョロキョロしながらそのエクシードに話しかける。

「おい、セリーヌ!」
「何〜?」

ニチヤに話しかけられたセリーヌというエクシードは、ニチヤの顔を見る。

「この辺りで堕天を見かけなかったか!?」
「堕天・・・?あぁ、それなら・・・あっちに行くのを見たよ〜」

セリーヌはそういって、ハッピーたちが隠れているところとはまったく違う方向を指さす。

「そうか。恩に着る!メェーン!!」
「頑張ってね〜」

セリーヌはニチヤたち近衛師団が走っていくのを手を振って見送る。
ハッピーとセシリーはそれを見たあと、藁の中から顔を出す。

「ありがとう」
「助かったよ〜」
「ううん。それより、早く降りた方が――――」

セリーヌが三人の方を見ると、

ガタッ

「「「あ!」」」

三人を乗せた荷車が、坂に向かって転がっていく。

「「うわああああああ!!」」
「きゃああああああ!!」
「ああ・・・行っちゃった・・・」

セリーヌは坂を下っていく荷車を見つめてそう言う。

「まぁ、いいか〜。ひとまずは助けたし・・・でも・・・」

セリーヌはセシリーのことを思い出している。

「セシリーか・・・いい名前をもらったね」

そう呟くと、セリーヌはその場から離れていった・・・

























「「うわああああああ!!」」
「きゃああああああ!!」

三人を乗せた荷車は坂を猛スピードで下っていく。
すると、あまりのスピードにシャルルが荷車から投げ出されてしまう。

「「シャルル!!」」
「セシリー!!ハッピー!!」

荷車から投げ出されたシャルルにセシリーが手を伸ばすが・・・セシリーの手はシャルルに届かない。だが、

ガシッ

そのシャルルの手を、ハッピーが懸命に手を伸ばして掴む。

「しっかり捕まってて!」
「うん・・・」
「ヒュー」

シャルルの手をしっかりと握るハッピーと顔を少し赤くするシャルルを見て、セシリーは軽く口笛を吹く。
三人はその先の崖から投げ出され、そのまま下の畑へと突っ込んでいった・・・



























「しゃ・・・シャルル・・・セシリー・・・大丈夫?」
「な・・・なんとかね〜・・・」
「うぅ・・・あんたは?」

ハッピーは目を回しながらも二人に声をかけ、セシリーとシャルルも反応する。すると、シ
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