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DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
オープニング
Story1:出会いは意外かつ突然に
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発しつつ驚き、その青年から飛び退いた。
白峰の後ろから現れた青年は、白いフード付きの上着に青いツナギ?のような服を着た人物だった。
「ちょ…ビビりすぎだっての」
そう言った青年は、被っていたフードをとり、見難かった素顔を露わにした。
「な、なんだ、『アラタ』じゃん…ただのアラタじゃん…ゆ、ユーレイかと思った…」
「…ったく、チキンのクセに、イキがってこんなトコまでノコノコ来てんじゃねーよ」
「はぅあ!? そ、その“こんなトコ”に置き去りにしたのはどこのアラタよ!? あんたの血は何味だァーーーっ!?」
「あー、うっせうっせ」
そう言う青年は「……つーか…」と言って、白峰より前に出て俺に話しかけてきた。
「…はじめてだよな、こっちで会うの。『真田アラタ』だ…ま、テキトーによろしく」
「あぁ、俺は『相羽タクミ』だ。よろしく」
青年―――真田の言葉に対して、俺も自己紹介をして手を差し出した。それを見た真田は、口角を少しだけ上げて手を握ってきた。
「はぁ〜、二人共自己紹介ぐらいちゃんとしなさいっての! もうわかっちゃってると思うけど、これが『ブルーボックス』の中の人だよ!
…何か、イメージ違くない? あっちだと、イイカンジに面倒見よくって、たよれるアニキっぽいじゃん?」
そうだろうか? 確かにそんなイメージはあれど、それは直接会ってない関係の場合は人の中身を勝手に決めるのはあまりよくないしな。
「あたしもこっちではじめて会ったとき、まじビビった!
ブアイソだし、ジコチューだし、目つきワルイし。ほら、イケメンのムダ使いってゆーか?」
「……アホは放置で頼むわ」
「はは…わかった」
「おい、納得するな〜!」
っていう、漫才染みたやり取りを三人でする。なんだか楽しくなってきたな。
「んで、おたくを待っている間に、この辺りを探ってみたんだ。俺らを呼びつけた『ナビットくん』がいないかと思ってさ」
「え!? ユーレイ探してたんじゃないの!?」
「ま…そのついでに、な」
ほう、真田は白峰と違ってかなり頭がキレる方らしいな。
そう思ったが真田は、結局は『ナビットくん』もユーレイも見つからなかったと述べた。しかしその表情は悔しい、というよりも不思議なものを見たような表情だった。
「『ナビットくん』やユーレイどころか、人っ子一人いなかった…いくらクーロンが危険エリアでも、ハッカーのひとりやふたりは―――」
真田がそこまで言った瞬間、三人のデジヴァイスに同時に通信が入った。慌てて出てみると、そこに映ったのは、件の『ナビットくん』だった。
『やあやあ、お待たせ!
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