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DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
オープニング
Story1:出会いは意外かつ突然に
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、他にも若干崩れたパンダの像やロボットなどが存在していた。まさに『ガラクタ公園』、この名前を付けた人はいいネーミングセンスをしていると思う。
このタイミングでここにいる、ということは……もしかして、
「もしかして、『アッキーノ』か?」
俺がそう聞くと、その女性から怒っているオーラをしまい込み、笑顔になって組んでいた腕を解いた。
「あっ、どもども、『アッキーノ』でっす☆ EDENだと、はじめましてだね〜! てゆーか、あたし『白峰ノキア』! ヨ・ロ・シ・クっ!」
「お、おう。よろしく」
なんだか、機嫌がよくなったようだ。よかった、よか―――
「―――じゃ、なーーーーーい!!」
「ほわッ!?」
「遅いよーーーっ! 何してたのよーーーっ!?」
と思っていたら、なんか急に大声が飛び交い、俺の耳に響く。結構近くで叫ばれたから、耳がキーンとなったぞ、どうしてくれるんだ。
しかしどうやら怒りが消えた訳ではなかったようだ。なんだろうこのテンション、あまりついて行けそうにない。
「こんなアブナイ場所で…ひ、ひとりっきりで待たされる身にもなってよね…っ!?」
「お、おう…悪い」
……いや、ちょっと待て?
確か俺達で約束したのは、『EDENエントランスで落ち合おう』というもの。しかも時間的にはまだまだ時間があった段階だ。
それを勝手に場所を変えて、しかもそこを来たこともない『クーロン』だとか……これ俺が悪いのか?俺が謝らなきゃいけないのか?
そこまで考えたら、ふとあることを思いだした。
「そういえば、『ブルーボックス』はまだ来てないのか?」
「『ブルーボックス』〜? ふんッ、来てますよ!? 来てますが何か! ちょ、信じられますぅ〜!? あいつさ…
“俺、ちょいユーレイ探してくるわ”とかとか言って、ひとりでどっか行っちゃったんだよ!?」
お、おぅ……なんか地雷踏んだ? なんか更に機嫌悪くなったか?
「あいつ、そーゆーとこあんだよね!! ジコチュー的な!? イケメンだからって、チョーシのっちゃってるみたいな!?
大体、なに? 「白い少年のユーレイ」? ウワサになってるだか何だか知りませんけど〜?見つけてどーすんすか〜? てゆーか電脳空間でユーレイなんて、ヒカガク的だしぃ? イミわかんないしぃ? こわくとも何とも―――」
「―――…うらめしや」
「どぅわひゅんぎゅわぁーーーーーっ!?!」
その瞬間、突然白峰の後ろから別の青年が、小さく低い声を発しながら現れた。それに対して『ブルーボックス』に対する文句を言っていた白峰が、どうにも言葉に表しにくい言葉を
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