暁 〜小説投稿サイト〜
DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
オープニング
Story1:出会いは意外かつ突然に
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く利用するから混んでることもあるが、個人的には結構気に入っているエリアの一つだ。
「しかしまぁ、約束の時間よりも早く来ちまったな…」
ログアウトゾーンから数歩踏み出し、エントランスを見渡す。時間には早いが、もしかしたら二人のうちのどちらかが来ている可能性もある。
そう思った俺は、それらしい姿を探したのだが…そういった感じの人物は見当たらなかった。まぁ必ずしも、チャットとEDENのアバターと似ているとは言えないが。
エントランスの上の方まで歩いて確認してみたが、結果は変わらず。しかし時間もまだある。どうしたものか。
取りあえず別のエリアに行って時間を稼ぐか。どうせやることもねぇしな。
そう考えてログアウトゾーンから一回エントランスを離れ、別のエリア―――“EDENコミュニティエリア”へと移動した。ここはエントランスとは違って、静かで落ち着きのある場所だ。ここもここで、結構利用している。
そう考えていると、頭につけているゴーグル型のデジヴァイスに、突如通信が入った。急な事で驚いたが、取りあえず落ち着いてデジヴァイスに触り操作する。
……あぁ、“デジヴァイス”っていう物の話はまだだったな。
『デジヴァイス』と言われれば、俺の中では選ばれた子供達が持つ聖なるデヴァイスのことを思い浮かべるのだが、この世界では違う。
この世界で『デジヴァイス』は、『EDEN』へのログインに欠かせないものなのだ。EDENへのログインは、街中に設置された『EDENスポット』に『デジヴァイス』を接続することで可能となる。
このデジヴァイス、開発当初はEDENへのログイン機能のみで発売され種類もそんなに多くなかったのだが、今はトーク機能やアプリゲームで遊ぶこともでき、最近だと会話アプリ『デジライン』というものもある。
そしてそのデジヴァイスにも、色々な形状が存在する。
昔は一種二種ぐらいしかなかったが、今や携帯型や俺の付けているゴーグル型、他にもメガネ型や腕時計型のデジヴァイスが存在している。エントランスでも、真新しい携帯型のデジヴァイスを触っている女の子がいた。最近買ってもらったのだろう。
……ん? 俺のデジヴァイスはどうしてゴーグル型なのか、だって?
そんなの、“彼ら”に憧れたからに決まってるだろ? “英雄にはゴーグルが必要”ってね。
あぁそうそう、通信が来てたんだったな。話を戻そう。
『やぁ、ぼくだよ! ナビットくんだよ!』
通信の相手は、俺達にプレゼントがあるといってチャットルームに侵入してきた『ナビットくん』だった。
『…ちょっとちょっと〜、おそいよきみ〜、ちこくだよ〜』
「は? 遅刻? ちょっと待てや、時間にはまだ…」
『いそいで「ク
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