暁 〜小説投稿サイト〜
DIGIMONSTORY CYBERSLEUTH 〜我が身は誰かの為に〜
オープニング
Story1:出会いは意外かつ突然に
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『何だよ、いきなり』
『知ってる、「デジモン・プログラム」だろ?「ハッカー」が使ってる、ヤバいプログラムだ』
アッキーノの突然な発言に、ブルーボックスが反応した。そこへ更に博識なふぁんた爺が『知っている』と答えた。俺はふぁんた爺の発言の一部に、違和感を覚えた。
『デジモン・プログラム』、ネット上―――もとい“EDEN”にいる『ハッカー』が使うハッキング・プログラム。それが“この世界”でのデジモンの扱いらしい。
あぁそうそう、『ハッカー』について話してなかったな。
『ハッカー』の意味としては“前の世界”と同じく、コンピューターシステムに侵入しプログラムやデータを破壊する者達のことだ。
この世界では“EDEN”という大きな電脳空間がある所為か、“EDEN”ができてから『ハッカー』が表だって出てくる事が多いのだ。
そして最近、この『ハッカー』達が『デジモン・プログラム』を活用したハッキングを行っているらいい。しかしその実態は、一般にはあまり知られていないのだ。
『ヤバいっていうが、どれぐらいヤバいんだ?』
一般的に知られていない実状を知る為、そして何より今感じた違和感の正体を知る為、何か知っているようなふぁんた爺に、『ハッカー』の使う『デジモン・プログラム』について聞いてみた。
『そうだな…セキュリティを突破してデータを盗んだり、パスが必要なフォーラムに問答無用で侵入したり……
そういう悪〜いことに使うプログラムなんだ。連中の起こす事件は、ほとんどそれを使ってるらしい』
『デジモンやば!w』
『友達がアカウント狩られたって言ってた(;>_<;)』
『うそ〜』
『それいつの話?』
ふぁんた爺の説明にアッキーノが反応、更にあるじゃNONが友人の事を話した。
『アカウント狩り』というのは、ハッキングによってEDENで使用されている個人個人のアカウントを乗っ取る、というものだ。“前の世界”でもあったが、EDENやインターネットが発展しているこの世界では、こういう事は往々にして起こってしまうのだ。
『野放しのデジモンがうろついてるエリアもあるってさ』
『え うごくのデジモン!?w』
『何か、本当にモンスターみたいなアバターのプログラムらしい』
『デジモン → 「デジタルモンスター」?』
『ソレダ!!wwww』
『ねぇいつの話?』
しかし何故だろう、この会話の中にある“何か”に、何故か違和感を感じてならない。何が気になるんだろうか…?
というように、デジモンを肴に話題が盛り上がる中―――
【『ナビットくん』がログインしました】
ぴこん、という効果音が鳴り響く。これは誰かが
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