五年後
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ねぇか。これが俺の味わい方だ」
「あ゛あ?」
「すまん、ちゃんと食べる」
「やっぱ、パディさんの料理、美味しいですね」
「フッ、でもこの僕の美しさには敵わないな!」
「あ、デルガ。オレっちにそこのソースをくれっす」
「……………」ヒョイ
「おお! 僕な好きなジャガ丸君もあるじゃないか!」
皆がみな、思い思いに食事を進めていく。
ーーーーーーーーーー
「さて、それじゃあ食べ終わったことだし、スウィードにメンバーの紹介をしておこう。 まだ、ちゃんとは知らないんだろ?」
「あ、はい。 それなりにくらいしか知りません」
テーブルに用意された食事が全て片付けられたところで、バルドル様が立ち上がった。
スウィード君はここにいる全員に認められた久しぶりの新人だ。入ってからまだ数日くらいしか経っていない。
そんな彼に、バルドル様が気をきかしたのだ
「それじゃぁ、自己紹介からいってみよう!」
イェーイ!と片腕を振り上げた神様はそのまま奇妙な躍りを踊り出す。
あれだ、相当酔っていらっしゃる。
「はい! スウィード・バルクマン、一五歳です! オラリオに来る前は狩人でした!
弓とナイフが使えますが、式さんみたいに刀も使ってみたいです!」
「よくできた! 皆、拍手だ!」
躍りを踊りつつもスウィードに拍手を送るバルドル様。
皆はその様子にもう慣れたのか、言われた通りに自己紹介を進めていく。
「えっと、じゃあ団長の僕から……でいいよね?」
立ち上がったハーチェスさんが俺達に確認を取るように見回した。
一人、アホなエルフが「フッ、二番手で団長の印象を奪ってしまう美しすぎる自分が憎い!」とかなんとか言っていたが、それ以外は大丈夫だと頷いた。
「【バルドル・ファミリア】団長のハーチェス・ザイルだ。Lvは4で見た通りヒューマンだ。二つ名は【光の守人】。これからよろしく」
簡潔な紹介を終え、ハーチェスさんが席に座る。
そして、続けざまに立ち上がった男。
「僕はエイモンド・エイナルド! あぁ!こうやって視線を集めてしまう僕! なんという罪深さ! Lvは4、二つ名は【極光の陶酔者】。この僕に相応しい名だと思わないかい? ああ、分かっている、皆まで言わなくてもいい。この僕の美貌は万人をも……」
「はいは〜い、そこまで。それじゃいつまでたっても終わらないわよ」
全く持ったその通りである。
下手すりゃ、自分のことだけで一日中話せる男だ。誰かが止めなければ終らない。
「次は私ね。リリア・エミルカよ。見ての通りこいつと同じエルフで、Lv3
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