world war8−『ゴースト・ティアラ』−
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写ろ《チェンジ・リバース》』」
『 』の体が、虚空に解ける。
『宇宙』に融けていく。
−−誰一人、追う者は居なかった。
全力である管理者が、唯一退かざるを得なくなった瞬間だった。
◇◇◇
「−−『私は明日死ぬでしょう』
蹂躙。
ただただ蹂躙だった。
《主世界》が直々に放った『滅び』の権化。その一体一体が、全力の『 』と同等の力を持っている。
だが。
『物語の総意』の前では、全くの無力だった。
なすり付けられた死が、生物でさえ無い筈の『滅び』に死を植え付ける。
それは即ち、『生』の終わり。
「……この程度か。《主世界》と言うものは」
何時もは喋り辛い声も、今はhackの声を借りて安定している。
そうして一文字紡ぎ終える度に、新たな命が消失していく。
「−−今、《主世界》を潰した方が早いか」
「それはダメだよ」
突如、現れたのは。
異質。
異常。
異様。
その、塊。
『アルヴァート・ルーク・マレイド』
「……貴様が望んでいる事をするだけだが?」
「いいや?僕は君が今すぐ《主世界》を消す事なんて望んじゃいない。彼らが苦難の果てに、手を取り合ってラスボスを倒し、《主世界》を止めるんだ。いきなり《俺TUEEE!》したって面白くも何ともないだろう?
いやまあこの《お話》に参加しているキャラクター達は全員別の物語では《俺TUEEE!》しまくってる人達なんだけれども。だからこそこの《ワールド・エゴ》に招待した訳だけれどもね?」
「……結局、《外側の人間》が退屈するから、もうちょっと展開を面白くしろ。と言う事か?」
「そそ。さっすが《全オリキャラ最強》は話が早いね……っと、そろそろいい加減にしとかないと感想でメタいとか言いまくられそうだね。言われちゃいそうだね。あえてフリにしとくのもアリかな?『次にお前は、《ちょwメタいわw》と言うッ!』みたいな?」
「もういい、面倒だ。お前を消して《主世界》を消す。私は帰らせて貰う」
「だーかーらー、ダメだって言ってるでしょうに」
「お前に指示される筋合いは……無いッ!」
−−『守るべきは子供』
相手の『設定』を、崩壊させる。
理屈や原理では無い。唯、壊す。
壊す。
こわす。
コワス。
毀す。
怖す。
請わす。
乞わす。
「ダメだよ」
捩じ伏せられる。
「どういう、事だ?」
「簡単。僕が《作者》だから」
「巫山戯た事を−−『森の火曜日、
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