暁 〜小説投稿サイト〜
新妹魔王の契約者〜龍剣使いの神皇帝〜
2巻
万理亜らと敵情報公開×新たな一族らの会話
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太と沙紀と万理亜だけで俺の部屋に招いた。現状の不安要素と今後の対応についてを話し合いする為であるが、敵の情報もそうだがまずは確認したい事があったので万理亜に聞いた。

「まあ確かに主従契約魔法には利点とリスクの両方がありますが、現魔王派の狙いはあくまで澪様の命ではなくウィルベルト様の力ですから。連中は澪様に死なれては困るので、私達が注意をしなければいけないのは・・・・」

「誘拐する事だな、拉致後に魔法やら魔導具を使用し無理矢理能力を覚醒させたら、シャレにならないくらいの犠牲が出る。今は安心できるが、いつ敵が来るか分からない以上は様子見しか出来ない」

「こちらには一真さんと深雪さんがいますから、拉致目的やらがあったとしても大丈夫だという保証はあります。それに主従契約で魂が結ばれた主と配下は、その気になれば互いの居場所を察知できます。攫われるとしても、ラードゥンさんの結界や障壁で防げると思いますし予防策でもあります」

敵である魔族は、澪を死なせる状況を作れば上は何を言ってくるか分からない状況だ。それに新たな澪の監視役が増えたので、俺も警戒レベルを上げないといけない。そんで俺がさっきまで聞いていた事を簡単に説明した。今後襲ってくるであろう敵情報をな。

「深雪と澪がまだ風呂にでも入っている間、朱音達やドライグ達にも聞いてほしい」

そう言った後に、指輪の中にいた朱音達代表として鈴音が来て、ドラゴン代表としてクロウを召喚したのだった。

「あれ?ドライグはどうしたんだ『ドライグなら小型ドラゴンとなって深雪達と風呂に入っている』そう言う事か、まあいいとして今後現れる敵情報を言っておく」

そこからは今後来るであろう魔界から派遣されたヴァルガ三兄弟の情報とゼストという女性悪魔が人間界に来ている事、そしてまだ未確認だが勇者の里から数名がこの辺りにいる事を言った。特に注意するのは、ヴァルガの事だ。アイツは(パワー)の使い手であり、所謂パワーバカという感じだと言ったらクロウはまるでゼノヴィアみたいな感じだとな。

「まあ違いないが、パワーバカの魔族が三匹もいる事は俺も想定外なのさ。本来ならヴァルガだけなんだが、それが三匹もいる事がな」

「なるほどねぇ〜。本来ならそいつだけのはずが、この世界では三匹いるのはイレギュラーな事が起きているという事かしらね」

「どういう事ですか?鈴音さん」

「万理亜が疑問を持つのは当たり前だが、この世界は本来ヴァルガだけのはずだが外史というのはイレギュラーな事が起きてしまう。俺達のような者から、敵である魔界にいないはずの存在がいるという感じだ」

「なるほど、現にここにいる一真さんもイレギュラーな存在ですか。敵の事もいいですが、澪様との信頼関係を強くするのは不自然だと怪しまれます。素直
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