エクスタリア
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パンッ
「花火だ!!」
「いいぞ!!もっとやれ!!」
こんなときに花火まで上げやがって・・・
「なんだ!?」
「花火なんて聞いてないぞ!?」
すると盛り上がる見物人とは対照的に、王国軍はその花火を見て驚いている。まさか、さっきのスーツの人か?
何かヒントをくれるといいんだけど・・・
その後も花火は次々に打ち上がり、全部で五個の花火が打ち上げられる。
その花火には、一つ一つにアルファベットが書いてあった。
NORTH
花火にはそう書いてあった・・・北・・・
そうか!!あの文字を利用して、王国軍を北側に動かしちゃえばいいのか!!だったら・・・
「あそこ見て!!何か文字が書いてあるよ!!」
「広場の北だ!!怪しい野郎が、魔水晶を狙ってるみたいだぜ!!」
俺とガジルさんはそう叫びながら前に進んでいく。最前列につくと、王国軍は俺たちの誘導によって慌て、大半の王国軍が北側を守りに向かっていた。
「下がってください!!」
「もっと後ろへー」
王国軍はそういって見物人を後ろに下げる。おかげで、暴れるには十分のスペースが出来た。
「よーし!これで大暴れできるぜ!ギヒッ」
「さて・・・行きますか」
「おい!何をしている!下がれ!」
王国軍の一人が俺たちにそう言ってくる。だけど・・・下がらないんだよねぇ、俺たちは。
ガジルさんは羽織っていたマントを投げ捨てる。
「俺が兵隊を倒しますんで、ガジルさんはそのうちに・・・」
「おうよ!!任せとけ!!」
俺とガジルさんは魔水晶に向かって走り出す。
「ぶっ飛べ!!水竜の・・・翼撃!!」
「「「「「「「「「「うわああ!!」」」」」」」」」」
俺の攻撃で王国軍は一気に飛ばされる。
その内に、ガジルさんは魔水晶に向かってジャンプする。
「あのミストガンて野郎はうさんくせぇ奴だが、ひとまずは信じてやるぜ!!鉄竜剣!!」
ガジルさんが魔水晶に滅竜魔法を打ち込む。
「なんだあいつ!?」
「やめさせろ!!」
王国軍は騒ぎを聞き付けて少しずつ戻ってくる。
「お前らはおとなしくしてろ!!水竜の咆哮!!」
俺の咆哮で集まってきた王国軍は水に飲まれて飛んでいく!!
「まだまだ!!うお!!」
ガジルさんがそういって何度も滅竜魔法を放つと、魔水晶は光出した。
すると、その魔水晶はみるみる小さくなっていく。
「え?」
「何!?」
俺たちは元に戻った人たちを見て、驚いてしまった。
そ
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