エクスタリア
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る。俺とガジルさんはその指の指している方を見て、互いにほくそ笑む。
「ふっ、なるほどな!!行くぞ小娘!ギヒッ」
「はい!でも、小娘はやめてください!」
スーツの人が指さしていたのは、魔水晶の北側!そっち側は配置されている王国軍が少ないようだ。あれぐらいの人数なら、俺たちだけでも十分いける!
俺たちはそう思い、魔水晶の北側へと急いだ。
エクスタリアにて・・・第三者side
ハッピーたちはエクスタリアの城の中に入っている。
「人間はひどく愚かで劣等種だからね。ぼきゅたちがきちんと管理してあげないと」
「その上、ひどい香りだ」
ナディの説明と、ニチヤの個人的な意見を、ハッピーたちはただ黙って聞いている。
「女王様はここで、人間の管理をしているんだ」
「女王様は、素敵な香りさ」
ニチヤがキラキラしながら言うけど・・・セシリーは、「はっきり言ってどうでもいいんだけど〜」と、心の中で思っている。
「勝手に増えすぎると厄介だからね〜」
ナディは後ろを歩いているハッピーたちの方を向き直る。
「いらない人間を女王様が決めて、殺しちゃうんだ」
「な・・・なんでそんなこと・・・」
ハッピーたちはナディの言うことに驚き、質問してみる。
ナディは前を向いて、再び歩き始める。
「失われつつある魔力を正常化するためだと、女王様はおっしゃった。女王様はこの世界だけでなく、アースランドの人間も管理しておられる。
「人間の“死”を決めてるの?」
「女王様にはその権限がある。なぜなら、あの方は神なのだから」
「「神!?」」
ニチヤの言葉にハッピーとセシリーは驚く。
「私たちの任務って・・・何?」
ここにきて、さっきまでずっとうつむいていたシャルルが口を開く。
「私には、生まれたときから任務が刷り込まれていた」
シャルルがそう言うと、ナディとニチヤは顔を見合わせる。
「女王の、人間人間管理によって選ばれた・・・滅竜魔導士、ウェンディの抹殺」
「「えっ?」
シャルルの言ったことに、ハッピーとセシリーは驚く。
「ど、どういうこと!?シャルル!!」
「黙ってて」
シャルルがハッピーを制しようとするが、ハッピーは話すことを止めない。
「ウェンディの抹殺って、どういうことだよ!?」
「ハッピー・・・」
驚くハッピーの風呂敷を、セシリーは引っ張る。ハッピーはセシリーの方を向くと、セシリーはさっきまでのシャルル同様に、暗い顔になっている。
「シャルルがウェンデ
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