第二十一話 角田大尉!作者は競馬はしない!!その八
[1/2]
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
「角田大尉、よく来てくれたでごわす」
「お呼び頂き有り難うございます」
角田は敬礼で応えた、空軍衆の青い軍服がよく似合っている。
「この度はですね」
「そうでごわす、出陣前の式でごわす」
「勝ち栗等を食し」
「そして連歌会をするでごわす」
「私もまた」
「戦うのは大尉でごわす」
それならばというのだ。
「是非にでごわす」
「それでは」
「今回は馬術でごわすが」
席についた角田と四人で乾杯してからだ、西郷はまた言った。
「大尉は日帝衆一の乗り手」
「勝つ自信はあります」
「絶対にでごわすな」
「実力で負けている筈がありません」
角田は確かな声で言い切った。
「ですから」
「そうでごわすな、それでは」
「私が出陣した次の日からです」
まさにその次の日からというのだ。
「我等は次の一歩を踏み出します」
「用意は既に出来ているでごわす」
「その一歩への」
「何時でも」
それこそだ、日帝衆が勝ったその時にというのだ。
「半島再併合、そしてその統治」
「それがですね」
「用意は出来ているでごわす」
「では」
「大尉は勝利を頼むでごわす」
「私がジャスティスカイザーに勝ち日帝衆は新たな一歩を踏み出し」
「そして、でごわす」
さらにあった日帝衆が目指しているものは。それは何かというと。
「そのジャスティスカイザーもでごわす」
「その性根を叩きなおし」
「我等の同志とするでごわす」
これもまた日帝衆の目指すものであった。
「あの二人、確かに性根は腐りきっているでごわすが」
「その実力は確かです」
「我等と常に五分に戦っているでごわす」
普通に光速で動き超人そのものの技巧を誇る彼等とだ。尚日帝衆のパワーは某超人漫画にして一億が普通である。
そしてジャスティスカイザーはだ、その彼等と常に互角に戦っているのだ。パワースーツの力を借りているにしても。
「その力を正義に使えば」
「最高の戦士となりますね」
「後は心だけでごわす」
その腐りきった性根をどうするかだけだというのだ。
「実に捻じ曲がり腐敗の極みでごわすが」
「では私がです」
「勝って、でごわすな」
「性根を叩きなおしてみせましょう」
こう言ってだ、日高は出陣した。そうしてジャスティスカイザーと阪神競馬場で対峙した。二人はそこで自分の前に立つ日高に抗議した。
「おい、西郷のおっさんと散々言ってくれたそうだな!」
「俺達の性根が腐りきってるとかな!」
「それどういう意味だよ!」
「俺達の性根が何だってんだ!」
「俺達みたいな正義の戦士に言う言葉か!」
「謝罪しろ謝罪!」
日高を指差し怒りの声で騒ぐ。
「謝罪と賠償として篠田麻里子さんのレア写真寄越せ!」
「ステージ映像でもい
[8]前話 [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ