第二十一話 角田大尉!作者は競馬はしない!!その七
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「君達の好きにすればいい」
「はい、いつも通りですね」
「そうすればいいんですね」
「そうだ」
まさしくというのだ。
「結果が全てだ」
「はい、正義は結果です」
「勝ったら正義ですからね」
「じゃあ馬ですから」
「いいやり方がありますね」
二人はこのことからニヤリと笑って述べた。
「馬の習性を利用して」
「それで勝ちますよ」
「で、今回はですね」
「写真集とDVDはですけれど」
今回のその対象の人はというと。
「さて、誰にするか」
「それが問題ですけれど」
「篠田麻里子さんにしないか?」
尚智はこう弟に提案した。
「ここは」
「ああ、元AKBの」
「あの人にしないか?」
この場では真剣な顔で言った。
「今回は」
「そうだな、ああした長身の人もいいな」
「そうだろ、時にはな」
「あの人モデル体型だしな」
「そうした体型もいいぜ」
「よし、わかった」
尚武は兄の言葉に確かな顔で頷いた、そのうえでこうも言った。
「今回は篠田麻里子さんだ」
「それで決まりだな」
「あの人もお尻の形いいよな」
「そうそう、まゆゆや大島優子さんと同じ位な」
この二人はそちらでも有名であるらしい、何でもお互いのその場所の形が気に入って仇名にもしているという。
「お尻のよさがわかるとな」
「ここで一気に造詣が深まるんだよ」
何の造詣であるかは言うまでもない。
「お尻の良さだよ」
「胸や脚もいいけれど」
「女の人はお尻も大事」
「あの人も俺達にこのことを教えてくれるな」
「よし、じゃあな」
「次はあの人だ」
篠田麻里子さんに決定した。
「長身スレンダーの大人のお姉さん」
「今度はこういくか」
こうして恒例の写真集、DVDのことも決めてだった。そうして。
二人は意気揚々と戦いに赴くのだった、そして。
対する日帝衆の方もだ、出陣式に入ろうとしていた。
その中でだ、西郷は勝ち栗と打ち鮑、そして昆布の三つにお神酒まで揃えてそのうえで源田とハルトマンに対して言った。
「では、でごわす」
「はい、これより」
「出陣に入りますが」
「角田大尉も呼び」
「そのうえで」
「大尉にも食べてもらうでごわす」
その勝ち栗等をというのだ。
「戦に勝つ為に」
「そしてその後で、ですね」
「連歌会ですね」
「それも行いますね」
「そうでごわす」
そちらもとだ、西郷は二人に答えた。
「戦の勝ちを神仏に祈願するでごわす」
「日帝衆の出陣の習わしに従い」
「しましょう」
二人も応える、そしてだった。
その角田が呼ばれた、やや小柄だが全身が鞭の様に引き締まった鋭さと優しさを併せ持った目をした青年だった。
その彼にだ、西郷が重厚な声で告げた。
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