マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0991話
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級と重光線級しかいないってのは、随分と助かってるよな。
まぁ、その2種類がいればマブラヴ世界の軍隊相手には無双出来ていたんだろうが。
そんな風に考えていると、映像モニタにこの場を逃げ出そうとしている要塞級へと上空から容赦なくサークルレーザーを浴びせかけているメギロートの姿が映し出される。
特機並みの大きさを誇る要塞級だけにメギロートのサークル・レーザーが数回当たっただけではまだまだ元気だが、それこそメギロートは数が多い。
普段ならマブラヴ世界の軍隊に数で勝っているBETAが、今はその逆に数によって次々とサークル・レーザーを放たれてはダメージを蓄積している。
そのまま数分が過ぎ……やがて、1匹、2匹と限界を超えた要塞級から地面へと崩れ落ちるようにして倒れていく。
「終わったな」
『そうね。……それで、これからどうする?』
「どうするも何も、既にミンスクハイヴからやってきた援軍は全滅させた。となると、これ以上ここにいる必要はないだろ?」
『そう? 前回の大氾濫でもミンスクハイヴからは多くのBETAが出撃したのが確認されているわ。そして、今日もまた10万を超えるBETAが出てきた。……さて、ミンスクハイヴには今どれくらいのBETAが残っているのかしらね? フェイズ5で、アトリエが存在しているだろうハイヴに』
……なるほど。レモンが暗に言いたい事は分かる。
折角ミンスクハイヴのBETAが少なくなっているのだから、このまま攻めて占拠してしまえと言っているのだろう。
勿論それは出来ない訳じゃない。……というか、寧ろこの戦力でも楽勝で出来るだろう。
そうすれば、確かにアトリエに存在しているG元素はその全てを俺達が独占できる。それは事実だ。だが……
「いや、止めておこう」
『いいの? 後で勿体ないと後悔するかもしれないわよ?』
「そうかもしれないな。けど、ここでソ連に対して将来的にこっちが譲歩をしなければならないような行為をする方が後々不味そうだ」
当然彼我の実力差を考えれば、ソ連が俺達と明確に敵対する事はないだろう。だがそれでも、俺達が向こうの了解を得ずにソ連の国内にあるハイヴを攻略したという事実が残るのは不味い。
これが知られれば、間違いなくエザリアからの雷が落ちる。
レオンからも嫌味の1つや2つや3つや4つや5つは言われるのは間違いない。
あやかは困ったと言いながらも苦言を言ってきそうだし、千鶴にいたっては伝家の宝刀の長ネギ辺りを持ち出してきそうだ。
そんな不利益を受けてまで、今独断でミンスクハイヴを攻略したいかと言われれば、答えは当然Noだ。
そもそもこの世界の住人がミンスクハイヴを攻略しようと思えば、何かあった時の為に当然俺達シャドウミラーにも依頼が来るだろう。
事実、今
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