暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0991話
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在にBという行為をするとCという結果になる。……何故か』みたいな感じで作られた兵器がG弾だ。
 俺達がこの世界に来るまではBETAに追い詰められて人類存亡の危機だったとしても、広域破壊兵器を作るのならせめてその理論はしっかりと確立して欲しい。
 そして何よりも、シャドウミラーがG弾を認められない最大の理由はやはりG元素にある。
 G弾の生産に必要なグレイ・イレブン。ぶっちゃけ、これは俺達シャドウミラーとしては幾らでも欲しい物質だ。
 魔法との親和性のあるグレイ・シックスに関しても同様だが、こちらはこれまでのマブラヴ世界での行動の報酬により、それなりの量が貯まっている。
 それに現在必要としているのが時の指輪の効果をホワイトスターに与えるというのしかないのに対し、グレイ・イレブンはブラックホールエンジンの性能を上げるという意味で既に使われているのだ。
 幸い触媒として使われているので、機体を動かしても消費するということはない。
 だがそれでも、いつ何が起きるか分からない以上は出来るだけ確保しておきたいと思うのは間違いではない筈だ。
 そもそもG元素というのはBETAが作り出している物質である以上、このままハイヴを攻略していけばそのうち入手出来なくなる可能性も高い。
 ……その時は、月か火星辺りを攻める事になるんだろうな。
 今はしがらみ的な問題でそれが出来ないが。
 そんな風に今更な事を考えていると、映像モニタに映し出されている要塞級が動き始めているのが見えた。
 さすがに10万を超えるBETAのほぼ全てが消滅したとなるとこれ以上は攻められないと判断したのか、自分達がやってきた方へと向かって方向転換をしている。
 特機並みの大きさを誇る要塞級だけあって、その移動速度は遅く見える。……まぁ、それこそ身体の大きさ故の事なんだろうけどな。
 ともあれ、こっちの広域破壊兵器のフレイヤを見せた以上、このまま帰らせて情報を持ち帰らせる訳にはいかない。

「レモン、聞こえているか? メギロートとシャドウを使って、ここから撤退しようとしている要塞級の撃破を頼む」
『あら? 自分で行かないの?』
「要塞級の10匹やそこらじゃな。何かあった時にすぐ動けるようにしておいた方がいい」

 ぶっちゃけ、ニーズヘッグの戦力を考えると要塞級を仕留めるのはそう難しい話じゃない。いや、それを言うのならレモンのヴァイスセイヴァーは言うに及ばず、シャドウですら楽勝だろう。
 バリアの類を持っていないメギロートやイルメヤでは接近戦を行うとなると若干難易度が上がるかもしれないが、要塞級であろうと確実にダメージを与えられるビーム兵器を持っている以上、要塞級の射程範囲外から攻撃すればいいだけだし。
 ……こうして考えると、BETAの中に遠距離攻撃が可能なのが光線
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