第4話 お出掛け
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補足だが、ここは男性服と女性服の両方を取扱う洋服店、その為店内には、男性客と女性客,男女両店員がいる。男性店員も一木に見惚れていた。
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そんな中、1人の女性店員が諸葉達に近く。
『お客様、今シーズンオススメの服の試着はいかがですか?』
『イイじゃない、着よ着よ??』
『そうだね、一木君も……』
女子生徒が言いかけた時、一木はその場にいなかった。
みんなが周囲を見回すと…、
一木『……。』
黙々と帽子を選んでいた。
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すると、茶色のフェドーラ帽が彼の目に止まった。一木はそれを頭に被る。
一木『……。≪コクコク≫』
首を縦に振った、どうやら気に入った様だ。その後一木は、茶色の革手袋,同じ色のジャケットとズボンとブーツ,そして緑色のシャツを見つけると、それらを持って試着室に入った。
『『『『『……。』』』』』
この時、諸葉達は一木を見て沈黙していた。
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数分後、一木は試着室から出て来た。
頭には茶色のフェドーラ帽,手には茶色の革手袋,更に同色のジャケットとズボンとブーツと緑のシャツ、シャツを除いて全身茶色の格好だったが、一木はそんな事は気にも止めなかった。むしろ、満足げな表情を浮かべた。
理由は、前世に近い格好になれたからだ。
一木が試着室から出て来た時、お客達は…、
『うわー全身茶色??でもカッコイイ??』
『強そうに見える。』
『写真撮っとこ??』
『私も??』
その場はファッションショーの様になっていた。
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一木『……。』
お客の反応を見た一木は、その場でクルッと一回転。
すると…、
『『『『『わー??』』』』』
お客達から歓声が上がった。
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一方の諸葉達は…、
サツキ『凄い似合ってる。』
レーシャ『あいつ、一生モデルでやって行けるな。』
静乃『しかもあの姿、前世の諸葉を倒した“魔剣士カリバーン”に似た姿だわ。』
諸葉『全くだ、確かにあの姿は、“魔剣士カリバーン”そのものだ。』
百地『それにしても、芝山が試着しただけで、店内がファッションショーの会場になってしまうとは……。』
ソフィア『芝山、前世で諸葉を討ち取ったといい、驚きの連続デース。』
麻耶『なのです。』
『『『……。≪コクコク≫』』』
一木に圧倒されていた。
ーーーー
その後、着替えた一木はそれらを購入した。帽子,ブーツ,手袋,ジャケット,ズボン,シャツで合計8000円前後であった。
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その後一行は、周りからの視線を気にしながら進み、ショッピングを楽しむ事にした。
諸葉も一応は満喫している。
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