第4話 お出掛け
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事となった。
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そして諸葉達は、街の中にある洋服店に入った。
その店内で…、
『『『『『……。』』』』』
『『『『『……。』』』』』
店員と客が諸葉達に見惚れていた。
諸葉『何だ一体?』
諸葉は気になって声を上げた。
ソフィア『恐らく、私達美少女に見惚れているのデース。』
ソフィアはこう推測した。確かに、ソフィアや麻耶を含め、サツキは皆美少女。無論、他の女子生徒3人も美少女。見惚れるのも無理はない。
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しかし、店員とお客が見惚れているのはサツキ達の方ではない。
特にお客達は…、
『ねえ見てよ、一番左端の娘。』
『あの長い黒髪の娘?』
『そう、なんだかんだ可愛くない?』
『でもあの子、男性服着てるわよ、どう見ても美男子の方じゃない?』
『いやいや、男装した女の子に間違いないって??第一、あんな綺麗で素敵な美少年がいる?』
『確かに、それもそっか。』
っと左端の子を見て騒いでいる。
一木『……。』
実は、店員とお客の目に映ったのはサツキ達美少女ではなく、一木なのだ。
一木は諸葉達の左端に立っている。
店員とお客の目に止まったのは、紛れもない一木なのだ。
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百地『まさか、私達ではなく、芝山の方に目が止まるとは……。』
百地は、自分達が目に止まらなかったのにショックを受けた。
ソフィア『しかもあの様子だと、芝山を女の子と誤認している様デース。』
まさにその通りである。お客達は、一木を男装した女の子と思い込んでいる。仮にも、一木は男だと言った所で誰も信じてくれそうにない。
『一木君、女性と間違われる程の美しさを持っているけど……。』
『これ程とは……。』
『しかも、男性なのに私達より遥かに凛々しくて綺麗で美しいの三拍子が揃っているなんて悔しい。』
女子生徒3人は唖然とした。
サツキ『み、認めなきゃならないなんて……。』
静乃『悔しいわ……。』
レーシャ『何たる屈辱だ??』
対するサツキ達3人は、怒り心頭した。自分達が注目されていないからだ。
とはいえ、一木が注目されるのは無理もない。一木は背が高く、華奢な痩せ気味体質,長い黒髪,中性的な顔立ち(否、完全に女顔),肌は女性並に白く,容姿端麗,しかも声も女性っぽく,サツキ達より遥かにフェミニン。
ズボンの代わりにスカートを履いてしまえば、背の高い女性で通しても誰も疑問を持たないぐらい。
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因みに店員はというと…、
『あの左端の子、凄い綺麗……。』
『うんうん、あの子絶対男じゃなくて女よ。』
『なぁ、お前話し掛けるだけ話し掛けろよ。』
『いやいや、あんな子に話し掛けるなんて勿体無いって??』
やっぱり男女共に、一木に見惚れていた。
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