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現れた冥王の宿敵
第4話 お出掛け
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に負けて結局は屈した。
『『漆原??』』
サツキとレーシャは、抜け駆けした静乃に殺意を向ける。
諸葉『は〜。』
争奪戦の材料にされている諸葉は溜息をついた。

ーーーーーーーーーー

一方の一木は…、
一木『……。』
きゃっきゃと騒ぐ女子生徒達の真ん中で黙り込んでいた。別に女子生徒達から“黙れ”と言われて黙っている訳ではない。

ーーーー

『ねえねえ、一木君って今度の土曜日暇?』
一木『予定は無いけど……。』
『じゃあ、一緒に街に行きましょうよ。』
『イイわね、行きましょうよ。』
『折角だから、諸葉達も混ぜない?』
『イイじゃない??混ぜるくらいなら、サツキ達も文句は言わないだろうし、それに、前世の話とか聞きたいし。』
『そうね、そうしましょう??』
1人の女子生徒が、一木と街に行こうと言い出した。それに他の女子生徒も同意し、更に諸葉達も誘う事となった。
この時、一木は不愉快そうな顔をしたとか…、

_________________________


そして土曜日。女子生徒3人と諸葉達4人、更に話を聞いた麻耶,百地,ソフィア更に一木、このメンバーが集まった。
サツキ『麻耶はともかく、何でモモ先輩とソフィア先輩がいるのよ??』
百地『イイじゃないか、別に??』
ソフィア『諸葉が街に行くと聞いて来たデース??』
百地とソフィア、諸葉が街に出掛けるという訳で付いて来たようだ。
サツキ『あっそ。』
普通なら断る所だが、相手は先輩なので、あえてサツキは思い留まった。

ーーーー

サツキ『ところで一木、なんであんたは制服なの?』
一木『私服持ってないから。』
サツキからの問いに淡々と答える一木。
もう一つ、諸葉達は一木を除いて皆私服。一木は学生服を着ている。これぐらいしか着る服がないとの理由でだ。他にあるとしたら軍服ぐらいだが、それは仕事等でしか着ない。
因みに、駿河に報告に出向いた時は軍服を着ていた。

ーーーー

『じゃあ折角だから、一木君の服を選んであげようよ。』
『いいわね??早速洋服店にレッツゴー??』
『おお〜??』
ソフィア『賛成デース??最近服がキツくなって来たので、私の服を買うのデース??』
百地『わ、私も、ソフィア先輩と同じ意見だ??』
レーシャ『私も…、兄を籠絡させる為に服が欲しい。』
サツキ『ちょっとレーシャ??諸葉の妹は私だって言ってるでしょ??』
静乃『私も自分の服を買おうかしら。貴方も服選びを手伝って諸葉。』
諸葉『えっ、俺??』
『『漆原??』』
麻耶『相変わらず女難の相なのです。』
麻耶の言う通りである。
一木『……。』
相変わらず一木は黙ったままである。
少々私欲丸出しの様な一件もあったが、諸葉達は洋服店に行く
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