第一七話「世界の核」
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都市のことを思って行動している。
何より、こんなんでも自分の相棒なのだ。しっかりしてもらわないと困る。
「……初春。貴女何か変なこと考えませんでした?」
「何のことですか?」
「…………まぁいいですわ。じゃあ、行きますわよ」
「ちょ、ちょっと待ってください!通りゃんせが聞こえたから確認したくて外に出たんですよ!それだけですから!」
「通りゃんせ?…………ああ。貴女が前に言っていた都市伝説ですか。馬鹿馬鹿しい。そんなことより早く脱出を──」
その時だった。白井の胸のポケットがブルブルと震えたのだ。
胸ポケットからバイブで震える携帯電話を取り出し、通話の相手を確認して瞬時に通話のボタを押す白井。
……この反応の仕方だと相手はおそらく…。
「お姉様!?」
『ああ黒子?やっとかかった…ようやく電波遮断地帯から出られたわね』
「今どこにいますの!?」
『ん?もうすぐ学舎の園。そうそう。今、黒子たちも学舎の園でしょ?どのゲート辺りにいる?』
「しょ、正面の一番ゲートですが……」
『じゃあそこだけ警備ロボの起動止めてくれない?攻撃されて、壊しちゃったりしたら勿体無いし』
そう言うと、御坂の声が、携帯電話の通話口からこちらに聞こえるほどのしっかりとした声で聞こえてきた。
『とりあえず正門の周りは整理しておくから。そしたら一旦合流しましょう。紹介したい人もいるし』
第一七話「世界の核」 完
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