2巻
それぞれの帰り道×魔界からの応援部隊
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俺と滝川は、予定していた時間を越えていたがゆっくり食べていたのだった。そんで家の方向が違うと言う事で、滝川と別れる前に俺はある事を話したのだった。勘と原案だとそろそろ魔界から応援が来るはずだなとね。
『滝川、別れる前にちょっとだけ付き合え』
『何だ一真っち、外には長谷川センセーがいるんだから行かないと』
『別れたお前は魔界から来る応援が来るはずだと思ってな、コイツをお前の衣服に付けさせてくれないか?』
『ん?何も見えないが一体何をした』
『ちょっとした小型偵察機をお前の周辺を飛んでいるが、応援部隊の情報が欲しくてな。誰が来るかは分からんが、俺らの情報網は魔界から人間界まで知っている情報もあれば知らん情報もある』
『なーる。俺がこれから行く所は、魔界からここに来る仲間が来るからか。だがいいのか?破壊されたら、元が分かるのでは?』
『俺らがばら撒いている偵察機にはな、魔力やヒトの眼でも見えないようなとても小さいんだ。だから見えない偵察機だから、破壊される心配はない』
という事を簡単に伝えた後に、俺は一階に降りてから三人分の勘定をカードで払った。そんで家の方向が違うという事で、滝川とは店を出てから別れた。蒼い翼の諜報部では付けといた偵察機がちゃんと機能しているので、俺に一通のメールが来た事でそのまま偵察をと送信した。現在俺は長谷川先生と帰り道が同じだったので、一緒にいた。
「しかし織斑兄、本当に構わなかったのか?」
隣にいる長谷川先生が問い掛けてきた。
「いくら相席させてもらったとしても、私の分くらいは払わせてほしかったのだが」
「何なら領収書見ますか?見たら納得してもらうしかないですけど」
「領収書を見たとしても、私の考えは変わらないがどれどれ・・・・これは何かの冗談か?」
「でしょ?二階は一階と違い、料金から肉まで全て違うんですよ。一階席は一人で焼肉をしたら数千円しますけど、二階席だと一人数万円しますからね。それを三人分の料金だとそこに書いてある通りとなりますから、いくら先生が大人でもこれは払えないでしょうな」
領収書を見た長谷川先生だったので、あの店の裏システムを言った。いくら学校の先生をしていて、給料も結構貰っていると思うがあそこは普通の者でも結構金が掛かるからだ。返してもらった後、財布に戻したらどのくらい入っているのか質問されたが諭吉さんが十枚くらいだった。それとあまり現金を持ち歩かないように、ほとんどカードで払っていると言ったら信じられない顔をしていた。
「それにしても、織斑兄の言動は高校生には見えないな。まるで擬態をした大人という感じだが」
「ああー、やっぱそう見えますか。俺は日本に戻る前は大学にいたので、飛び級してたのですよ。それと蒼い翼からいくつ
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