第4話
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がに死んだかなぁ」
ズドドドドドドッ
「一誠くーーーん」
Side一誠の心の中
ああ、何処なんだここは?
『貴様は力がほしいか?』
何だ、この声
『答えろ、貴様は力がほしいか?』
そんなの決まってる
「俺は力が欲しい!!!」
『何故、力を望む?』
俺が力を望む理由だと、それこそ決まってる。
「後悔しないためだ!!」
『後悔しないためだと?』
「ああ、今回は俺の力がなく守れなかったから後悔している。もう、こんな後悔の仕方はしたくないんだ!!」
『そうか、今の貴様ならば我の力が使えるだろう。我が名は・・・・・・・・』
「ああ、ありがとう・・・・・・・・」
Side out
「ふっ、今度こそ死んだか詰まらん奴だった」
陰陽師達の顔には子供を殺した罪悪感などなく、そこには仕事を終わらしたかのような清々しい顔があった。
「そ、そんな一誠くんが死んでしまうなんて」
その光景に絶望し朱璃さんは地面に膝をつき涙をながしていた。
「やれやれ、何で全員俺が死んだことで話を進めてるんだよ」
「な、なんだと」
そこには、受けたはずの傷すら完治し無傷で立つ一誠の姿があった。
「いっ せ いく ん生きてるの」
「はい生きてますよ、朱璃さん」
「良かった、本当に良かった」
泣きながら安堵したようにそうつぶやく朱璃さんにこの人に罪を背負わせないで良かったと思った。
きっと、俺がこのまま死んでいたら朱璃さんは自分のせいで俺が死んだと思うだろうそうならないで本当に良かった。
「何故だ?何故だ何故お前が生きてるあの数の術をくらって無傷なんて有り得ない、一体何をした!!」
「さぁ、しらねぇ」
「ふ、ふざけるなーーー撃て、撃ちまくれーー」
その言葉で止まっていた陰陽師達が一斉に俺めがけて術を放ってくる、それらは、先ほどまでとは比較にならないほど強力な技ばかりだが、不思議と俺に不安や焦りはなかった。
「さあ、初陣だ」
《隠せ 霧時雨》
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