お疲れました
[1/2]
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
そして今日もまたいつも通りの家路についた・・・はずだったんですが。
「 おぅおぅ兄ちゃんよぉ? ちょっと遊んでくんない? 」
「 げへへ、俺達が怖けりゃその首置いてとっとと帰りな 」
「 おぅお(以下略 」
・・・なんというテンプレ。駅から出た途端に話しかけられた。
今日は朝からいろいろあって疲れてるのに、空気読めない人たちだな。ほんとに。今の僕は疲れていますので、いつもより機嫌が悪いらしいのだけれど。ん?いいのか。このモヤモヤを発散するには丁度いい相手かもしれない。人じゃない(・・・・・)のはなんとなく分かるし。
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>>
そしてまた繰り返す10分間。
僕の乗る電車が駅のホームに到着する。ホームから道路を覗くと、たむろしているオニーチャン達が目に入る。おお、いるいる。笑←悪
改札を通り、駅の北口へ向かう。普段なら階段で降りるが、今日は手すりを越えて飛び降りる事にする。だって今日は無礼講じゃないか←自己中
上から降ってきた僕に踏みつけられる2人。背を向けていた男3人の首を亞剣の一振りで落とす。残りは4人
僕を敵だと認識して襲いかかってくる男たち。しかし手にしているのは金属バットやメリケンサックなど。・・・足りないな。そんなんじゃ何もできやしない。振り上げられたバットが僕の脳天までの最短距離を走り、サックのついた拳が僕の視界を狭めてくる。
-----
「 さすが☆5装備は違いますなー 」
僕はいつも通りの家路についた。その背後には何も残っていない。
コマとしての最後はあっけない。致命傷を負った時点で体が透過し始め、最終的には輝く光の粒となって空に消えていく。持ち物はその場に残ることもあれば、一緒に消えてしまうこともあるのでそこはランダムなのだろう。
無駄にハイスペックな装備を手に入れてしまったが、正直あんまり魅力を感じていない。今度女神が来たときにでも渡しておこう。使わないから好きにしてくれーと。
「 確か、売ったら一生遊んで暮らせるほどの額になるんだったっけ 」
いつかの夢で聞いた知識をまだ覚えていた自分を素直にすごいと思う
ていうかあれって夢だったのか・・・な?
まぁいいか。とりあえずこれで女神様にひとつ貸しが出来ることになる。
「 なんかひとつお願いを聞いてもらえたりするかなー 」
大して期待していない
[8]前話 前書き [1]次 最後 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ