暁 〜小説投稿サイト〜
エターナルトラベラー
第三十二話
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されたそうだ。

あれ?ユーノは?

これまでの話を総合し、リンディさんから管理局としての結論を出す。

「これよりジュエルシードの回収は私たち(管理局)が行います」

次元震で世界が崩壊してしまうような事態は防がないとね、と。

「だからあなたたちがこれ以上ジュエルシードを捜索する必要は無い」

クロノがそうまとめた。

【お兄ちゃん、これはアレなのでは?】

【うん、ちょっとまずい方向だと思うよ】

なのはとソラからの念話。

俺たちは今、母さんがプレシアとの口約束でジュエルシードとフェイトの親権との交換の為にジュエルシードを集めている。

とは言っても、俺としてはプレシアさんにはあまりジュエルシードは渡って欲しくはない。

ジュエルシードが正しく制御できるのか。

原作ではジュエルシードの数が足りず、暴走覚悟で無理やり起動し、その結果次元震が発生してしまった。

海鳴でも地震が起きる様な描写があったような気がする。

出来れば原作の様に行って欲しい。

罪を全てプレシアに擦り付けるようで悪いとは思うけれど。

まあ、既に原作の『げ』の字も存在していない現在、何が最善かは自分で模索するしかない。

【そうだけど、敵対するのはあまり良い選択とは言えない】

【それはそうかもだけど…】

【それじゃどうするって言うの?】

「普通に生活していてあの化け物に会った場合やジュエルシードを発見した場合は?」

「此方の連絡コードは教えます。出来れば直ぐに連絡して欲しいのだけれど」

「自衛はしても問題は無いのですよね?」

「勿論です。出来れば直ぐに逃げて欲しいのだけれど」

「了解しました」

最後に、もし今ジュエルシードを持っていれば提出して欲しいと言われる。

まあ、持ってないよと言っておいたけどね。

実際今は持ってない。

取り合えず俺達と管理局の初めての接触は無難に終わった。

海鳴へと転送してもらい家路に着く。

「良かったの?アレじゃこれ以上わたしたちがジュエルシードを回収する事は難しいよ?」

と、なのはは言う。

「仕方ないだろう。向こうはどうやら大きな組織みたいだし、逆らってもいい事は無い」

「じゃあどうするの?」

「それは帰ってから家族会議で決めよう」
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