第三十二話
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母さんとフェイト、そしてアルフだ。
なのはとソラはそれ以外、早朝と夕方に行ってもらう。
そして舞台は夕方。
「あ、ジュエルシード発見」
なのはのお気楽そうな声が響く。
海岸付近にある資材倉庫の一角で、発動前のジュエルシードを発見。
居合わせたのは俺とソラ、なのはの三人。
学校帰りにそのまま捜索していた所で見つかったジュエルシードだ。
「さっさと回収して一旦帰ろうか」
「そうだね」
「うん」
ソラとなのはが同意して、なのはがジュエルシードに近づき拾いあげたようとした、その時。
いきなり現れる転移魔法陣。
俺達はすぐにデバイスをセットして臨戦態勢を取る。
「ストップだ!時空管理局執務官、クロノ・ハラオウンだ。その宝石、それを此方に渡してもらいたい」
現れるや否や用件だけを告げる黒ずくめの少年、クロノ。
「えっと、宝石ってそれのこと?」
掴む前で指を止めて臨戦態勢に入ったためにその宝石を背中にしていたなのはがそう問いかけた。
「ああ、その宝石は危険なものなんだ。だから…む?」
話の途中で今度は強大な魔力反応。
空中から放たれる収束砲撃。それを左手を突き出して障壁を張り、ガードしようとするクロノ。
「馬鹿っ逃げろっ!」
しかし、そこは流石に歴戦の執務官。それなりに強固なバリアだったらしく、何とか持ちこたえたようだが、その砲撃は突如として方向を変えてなのはに迫る。
「なのはっ!」
「きゃあ!?」
一瞬の悲鳴の後にすぐさまその場から飛んで空中に逃げる。
ジュエルシードから離れたなのはをけん制するようにもう一発の砲撃。
その発射元はあのイタチもどきだ。
「大丈夫か!?」
「大丈夫ではあるんだけど。ジュエルシードが」
その言葉でジュエルシードへと視線を戻すと一直線に飛来してその大きく開けた口でしっかりと飲み込んだ。
「ああ!?」
GuruuuuuuuuuuuuuuGAAAAAAAAAAaaaaaaaaa
けたたましいほどの鳴き声。
直ぐに俺は奴を封じ込めるように結界を張る。
途端に景色から色が失われ、外の時間から隔離される。
ジュエルシードを食ったイタチもどきはその体を一回り大きくさせ、その尻尾が二本に増えている。
「何だあいつは!?」
直撃をガードしつつもその砲撃が反れた事で砲撃の直撃から脱出したクロノが飛行魔法で飛び上がり俺達のそばまで来てあの化け物の情報を求める。
とは言っても俺も知っているのはクロノの承知の事実なのだが。
「詳しくは知らんよ。だが今、宝石を一つ食らって強化されたようだ」
増強されていた体積の変化も終え、さらに
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