第三十二話
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かう。
『フォトンランサー』
「ファイヤ」
ソラは俺に併走しながら砲撃でけん制してくれている。
「間に合え!」
右手を精一杯伸ばしてジュエルシードを掴み取ろうとする。
イタチの暴走体も負けじとジュエルシードに迫る。
右手がジュエルシードを掴もうとした瞬間、相手の牙も同時にジュエルシードに触れようとしている。
そして衝突。
両サイドからかけられた負荷にジュエルシードが暴走。
俺とイタチもどきは互いに跳ね飛ばされた。
まずい!ジュエルシードに衝撃は与えてはいけなかったのに!
ジュエルシードから発せられる高濃度の魔力は次元に干渉し始めている。
「Garuuuuuuuuuuuuuu」
イタチもどきは体制を立て直すともう一度ジュエルシードを飲み込もうと走り出す。
「ディバインバスター」
しかし、出鼻をなのはのバスターで大いにくじかれた。
「サンダーーレイジ」
すかさずフェイトがジュエルシードを封印する。
ジュエルシードの暴走が収まった瞬間、俺はすぐさま駆け寄り、ジュエルシードをソルに格納、そのまま反転してイタチもどきに剣を向ける。
「Gruuuuuuuuuu」
イタチもどきはうなった後、飛び去り、強引に結界を破って逃げ出してしまった。
「あ、逃がしちゃった…」
直ぐに探知魔法を起動させたが、相手の方が一枚上手だったようで終に発見できなかった。
と言うか、割と強固に張った結界魔法を体当たりでぶち抜くとは…
これは次に会うときは一撃必殺のこころづもりで行かないと駄目かも。
俺たちは一度御神家に戻り、作戦会議。
「最後、あのイタチもどきさんがジュエルシードに反応したのはどう言った理由からなんでしょう?」
と、なのは。
「俺たちが最初に倒したジュエルシードの暴走体にも複数のジュエルシードで構成されていた。恐らくだけど、自己の強化の為にジュエルシードを取り込もうとしたんじゃないか?」
「と言う事は、時間をかけるのは拙いわね。相手がどんどん強化してしまう。今のままでも梃子摺っていたというのに…」
母さんの危惧は恐らく当たりだ。時間を掛けるのはまずい。
「だけど現状はさ、どうにもならないんだ。だったら結局見つけ次第封印って事でいいんじゃないかい?」
「アルフ…」
「まあ、結局はそうなるな。まあ、それでも出来るだけ早めにという事だけは確かだ」
結局は今まで通りと言うことで落ち着いた。
しかし、強敵の出現に、街の被害を最小限にとどめる為にジュエルシードの探索と、あのイタチもどきの索敵は夜通し行われる事になる。
まあ、真夜中の索敵は俺と久遠が中心で、授業のある真昼は
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