第五十二話 来訪者その四
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」
それでもだった。
「何もわかなかったわね」
「結局な」
「彼等は何も知らないわ」
「怪人連中はな」
「私達と戦うだけの駒ね」
「カリオストロ伯爵ってのが送り込んで来るな」
「ええ、それだけよ」
怪人はだ、そうした存在に過ぎないというのだ。彼女達にとっては命を奪いに来ている恐るべき相手ではあるが。
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