おかえりなさいませ
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夕方シャルルの言っていた、城へと続く坑道を歩いています。
ルーシィさんの言う通り、中は所々に壊れたところや、もう使われてないスコップなどが置いてあります。なんだか少し怖いですね。
「松明持って歩くのって変な気分だな」
「本当なら簡単に火出させるもんね」
ナツさんとハッピーがそんな話をしています。私とナツさんが松明を持って坑道の中を照らしています。
ルーシィさんが松明を坑道の入り口の前の小屋から持ってきてくれて、おまけに火までつけてくれました。
エドラスのルーシィさんもそうだったけど、こっちのルーシィさんも頼りになりますね!
するとシャルルが突然立ち止まる。どうしたのかな?
「この先、照らして!」
シャルルにそう言われて私は前を照らす。するとその先は行き止まりになっていた。
ううん、行き止まりと言うよりも、封鎖されている感じ・・・その壁にはKYー20という文字が書いてある。何かの暗号なんでしょうか?
「ここよ」
シャルルがそう言うとルーシィさんがその壁をノックします。今の私たちでも壊せるくらいの厚さかな?
「かなりの暑さよ。しかも、魔法でコーティングされてるし」
「これじゃあ進めねぇぞ」
ルーシィさんとナツさんがそう言う。今から引き返す訳にもいかないですし・・・
「でも間違いないわ。この先に、脱出経路があるはずなのよ」
「壊すしかないよね」
「どうやって〜?」
ハッピーの提案にセシリーがそういいます。確かに・・・私とナツさんは魔法使えませんし・・・
「方法はあるわ!こんなときこそ、あたしの出番よ!!」
ルーシィさんが体の前で手を握りしめながらそういいます。そっか!ルーシィさんは魔法使えるんだった!!
ルーシィさんは金牛宮の星霊、タウロスさんを召喚しました。
「んMOーーー!!」
「そうか!!タウロスなら!」
「タウロスはあたしの星霊の中で、一番の力の持ち主だもん!!絶対この壁、壊せるはずよ!!」
「そりゃあMO、ルーシィさんの頼みとあらば!!」
タウロスさんはそういって壁を何度も何度も叩きます。頑張れタウロスさん!!
しばらくすると、タウロスさんのパンチで壁は見事に壊れる。その先には、確かにシャルルの言う通り、通路がありました!!
「見て!!」
「通路があった!!」
「シャルルの情報、間違ってなかったね!!」
「さすがシャルル〜!!」
ハッピーとセシリーも嬉しそう!シャルルはそれを見てなぜか驚いてるけど・・・まさかシャルルも信じてなかったのかな?
そしてルーシィさんはタウロスさんにお礼を言って、タウロスさんを閉門しました。
「ちゃんと城の地下に繋がっていればいいけど・・・」
「情報は正しかったんだもの。この先だってきっと!
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