暁 〜小説投稿サイト〜
ガンダムビルドファイターズ 〜try hope〜
二回戦 立ちはだかる脅威 前編
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
聖鳳学園の試合はただ一言で言えば、快勝だった。ユウが一人で突っ込んで、他の二人ほとんど何もしていなかった。つまり、ユウだけで一回戦を勝ち上がったというわけだ。

「やっぱり化け物並の強さだなおい…」

「化け物とは失礼な事言うわねヒロヤ。あれでもちゃんと女の子なのよ? 」

「あれってのも酷いような気がするよシノさん」

そんな事を言い合いながらも他の試合にも目を配っており、バトルロワイアルで戦ったニシヤマ・シライ・ミズノも勝ち上がっており、ガンプラ学園のイガラシも、一人だけで突っ込んで勝ち上がってきた。そしてもう一人。あの時トウイが秒殺された相手も…。

「───! 」

「落ち着けトウイ。今は堪えろ」

「わかってるよ」

そうは言ってくるも、やはり声には怒気が混じっていた。あの時のストライクは、今も相手を痛めつけながら戦っているのだから。

「にしても他の二人は、あの行為に対して何も思わないのかしら?見た感じだと、顔には嫌だというよりも、むしろ認めているようにさえ見えるわね」

「だとしたら、最悪のチームだな」

そうして一回戦は全て終了し、宿舎に戻ろうとすると、トウイが宿舎とは逆の方向に走っていた。

「おい!どこ行くつもりだー!? 」

「野暮用を済ませに行ってまいりまーす! 」

「なんじゃそりゃ」

まあ野暮用ならすぐに戻ってくるだろうと思い、そのまま俺とシノだけで宿舎に戻った。





ーーー−−





「え〜と。どこにいったっけなぁ? 」

ヒロヤ君達と離れた後、すぐにある人を追うために走った。まあ見失ったというのは伏せとくけど、勘でなんとかなるよね?

そのまま周囲を見渡しながら走っていると、目的の人物が自販機の前にいた。

「は、発見………てかなんで僕は走ってるんだろう……」

走りから歩きへと移行し、ゆっくりと目的の人物のところに行った。

「ん?…………っ! 」

「ようやく見つけた…ゲホッゲホッ!む、むせた! 」

気づいたのか、その目的の人物………合宿の時に戦った人は、缶ジュースを口に入れようとしていたところで止めた。フードを被っていてよくわからないが、間違いない。

「……何の用だ? 」

「聞きたいことがあってね。いいかな? 」

「言うだけなら個人の自由だろ」

「じゃあ直球に聞かせてもらうけど、君は誰なの?あの時………合宿の時に、僕の名前を聞いて驚いていたけど。君はどうしてそこまで僕を嫌悪してくるの? 」

「………やっぱり覚えてねえのか。なら教えてやるよ」

すると、左手でフードを下ろした。

「……ユウキ君? 」

「ようやくわかったか。まあ小学生の頃に転校したし、覚
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ