訪問の時間(2016/03/22 一部修正)
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年の弟と妹がいるって聞いてたから、磯貝さんには少し早目に仕事を上がって貰うことにした。
そして、磯貝さんが帰ったのを確認すると、俺は改めて口を開いた。
「で、これからどうする?一応、ゲーム部屋とかあるけど、ゲームでもするか?」
「げ、ゲーム部屋って……。ってか、南ってゲームするのか?」
「一応、趣味の1つだからな。それにこの屋敷、部屋数が多いから私室と客室以外に色んな部屋を作ったんだよ。書斎とか、ハッキンg―――PC部屋とか」
「ちょっと待って!今、ハッキング部屋って言おうとしなかった!!?」
「潮田の聞き間違いだろ。気にするな」
潮田の質問を流しつつ、俺は皆を2Fにあるゲーム部屋へと案内した。
「……すげぇ。俺、こんなにモニターが大量にある部屋見るの初めてだ」
「いや、杉野。普通に考えて、この光景を見る機会なんて無いと思うよ」
部屋に入って第一声を放った杉野に対して、潮田がツッコミを入れた。まぁ、一般家庭ではまず見られない光景だろうな。
1つのゲームハードに対してモニターが1つ。このゲーム部屋だけでゲームハードの数はPFX、PF3、PF4、Vii、Vii:Cの5機。テレビモニターも5つ。携帯ゲームも含めればゲームハードは計8機。
その他にもPCモニターとハードが4機ずつ、モニターは上下2列繋げる形で配置している。これはオンラインゲームを、両手両足を使って最大4キャラ操作する為だったりする。
「これ、PCだよね?南君、さっきゲーム部屋とは別にPC部屋があるみたいなこと言ってたけど」
「それはオンラインゲーム専用PCだ。深夜帯とかに両手両足使って、4キャラ操作したりするんだ。ほら、キーボードとマウスが2セットずつ椅子の下にあるだろ?それは足専用だ」
「どんだけ器用なの!?ってか、何で1人で4キャラ操作しようと思ったの!?」
「え?強いて言うなら、期間限定クエで効率よくレアアイテムを手に入れる為?」
「………もう何も言わないよ」
PCが4機あることについて潮田から質問され、ちゃんと答えてやったらツッコまれた上、最終的には投げ遣りな返事が帰って来た。解せぬ!
この後、俺達は18時30分まで各々が好みのゲームをする形で時間を過ごした。とは言ったものの、ほぼ全員がガンシューティングをしていた訳なんだが……。
ちなみに、ガンシューティングの順位は意外なことに神崎さんが1位だった。俺の予想では千葉と速水さんがトップ争いをすると思ったんだが、神崎さんはリロードのタイミングが神懸っていて、正に無双状態だったんだ。
まぁ、ガンシューティングは相手の方から突っ込んで来ることもあって、実際の射撃より着弾させ易くはある。重要なのはリロードのタイミングと敵をどこまで引きつけ
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