訪問の時間(2016/03/22 一部修正)
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。磯貝は立派にクラス委員を務めてます」
「そう?なら良かっ―――」
「そんな世間話はどうでもいいから、この状況について説明してくれ!!」
自分の母親が俺の家にいる理由を1秒でも早く知りたいのか、磯貝が説明を急かして来るので、取り敢えず俺は磯貝さんに人数分の紅茶を用意して貰う様に頼んで、リビングで説明することにした。
説明自身は簡単だけど、玄関で13人の人間が立ち話ってのも何だからな。で、皆をリビングに案内して磯貝さんのことについて説明すると―――
「「「「「「「「「「家政婦?」」」」」」」」」」
「そう、家政婦。外観が気に入って買ったはいいけど、俺って学生じゃん?平日の約半日は学校で過ごすから、家の管理に手が回らなかったりするんだ。だから、家政婦を募集して、それに応募したのが磯貝の母親って訳。
日給10万円で募集してたから、応募者は多かったんだけど、書類選考の時点でまともな応募者が磯貝さん以外殆ど居なかったんだよ。
殆どが給料目当てだけの高校生や大学生だったからな。で、まともな応募者の磯貝さんを雇ったって訳だ」
「日給10万ってことは、週5日働いたとして単純計算でも月給200万以上。そりゃあ、応募者―――金欲しさの学生も殺到するわな」
俺が家政婦を応募した理由と磯貝さんを雇った理由を説明すると、杉野が呆れ気味にそう言ってきた。
「ちなみに給料は日払い。主な仕事は屋内の掃除や食品の買い出し、晩飯の用意だな。拘束時間は朝8時30分から17時30分までの9時間。休憩時間は手が空いたらいつでも、って感じだ」
「え?仕事が終わったら何時間でも休憩できるの?」
「ああ。一応、1日で屋敷の全てを清掃するのは無理だから、清掃ノルマってのを作ってんだ。そのノルマを終えたら、食品の買い出しや晩飯用意の時間以外を基本的に自由時間としてる」
「最近、朝昼晩のおかずの数がファミレスのセット料理並に増えてたのは、母さんが南の所で働いて稼いでたからか」
俺達がそんな会話をしていると、磯貝さんが紅茶を持って来てくれた。この時、俺がふと壁側にある古時計に目を向けると、時計の針は17時15分を指していた。
「磯貝さん。今日はちょっと早いけど、もう上がっちゃいますか?」
「え?」
「今日は磯貝も来てるし、残り時間は磯貝――悠馬が代理ってことで、磯貝さんは家に帰って上げて下さい。まだ小さいお子さんもいるんでしょ?」
「あ、ありがとうございます。それじゃあ、今日はこれで上がらせて頂きます」
「はい。今日もお疲れさんでした。また明日もよろしくお願いします」
((((((((((イ、イケメンだ!!))))))))))
磯貝も親の職場――しかも、仕事中に長居するとか居心地悪いだろうし、磯貝には小学生低学
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