暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 雷帝への道程
銀術って暗殺にもってこいだよな
[4/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
ると考えてるんだろうな。まあ、あれだ、強化合宿だと思え」

「それはそれで不安になって来るんだけど」

「ゼオンがいるから最悪にはならねえだろう。オレも居るから……」

「ムジカ?」

「いや、まさか、そんなはずはないか。だが」

「心当たりがあるの?」

「偶然だと思いたい。一応、確認した方が良いな」

「そう、分かったわ。皆は他に何か気付いた事はあるかしら?」

「教会側の部隊長のデュリオって人、ゼオンお兄ちゃんから聞いた事があります。神滅具持ちで広域殲滅ならお兄ちゃん並みだって」

「ゼオン並の広域殲滅か。となると、神滅具はゼニス・テンペストだな。天候を自由自在に操れる奴だ。しかもゼオン並ってのは通常状態だろうな。禁手ならどうなることやら」

「厄介なの?」

「オレやグレイの手には余るな。二人掛かりでもキツいだろう。黒歌と白音も加えてなんとか抑えられるかどうかって所か。教会も本気ってことだな。これは確実に裏がある」

「そうね。でも、私達が出来る事はなさそうね」

「だな。ゼオンと上層部、たぶん魔王様の誰かが噛んでるはずだからそっちに期待しとこう。それよりもこれからのことを考えて覚悟だけはしっかり持っておくように。持てる札を使いこなせるように特訓もだな」

ムジカさんの言葉に私とアーシア以外が落ち込む。

「ポーションの在庫、どれだけ残ってる?」

「ポーションが8に、ハイポーションが2、それとエーテルが5ですね」

「万能薬も3つだけあります」

「オレはポーションが3つに虎の子のフェニックスの涙が1つだ」

「……さすがに街から離れることはないでしょうからアーシアに全部がかかってるわね。薬類は温存しておきましょう。それからイッセー、アーシア」

「「はい?」」

「覚悟を決めなさい。特訓を付ける時のゼオンはゼオンじゃないと思いなさい。鬼教官って言葉が生ぬるいと感じるから」

「「えっ?」」

「特訓中は肉体的にも精神的にも死ぬギリギリまで追い詰められます。その分、バランスをとるかのように休憩中や特訓終了後はものすごく甘やかしてくれます。本当はやりたくないけど、私たちのためにって心を大魔王にして鍛えてくれます。少しでも命の危険を減らすために。この前のゲームとは違った形で」

「僕はみんなの中で一番キツイ特訓だったけど、禁手化とまっすぐな一本の芯を与えてもらった。ずれていた歯車を強制的にはめ込んで。文字通り死にかけた。だからこそ見えてくる世界があることに気づいた。ゼオンの特訓はそういうものばかりだ。立ちふさがるであろう壁を強制的に登らされる。だけど一回りも二回りも成長できる」









みんなが言っていたのは本当だった。話し合い
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ