銀術って暗殺にもってこいだよな
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渡してくれた物だ。
「とりあえずどうぞ」
ゼノヴィアさんにも薦めておく。
「おっ、美味いな。何処で売ってるんだ?」
「……公園の屋台?」
「なぜそこで疑問系になるんだ」
「正確には貰い物だけど頼めば作ってくれそうだから?」
「何の屋台なんだ?」
「日替わりで色々と。同じメニューは滅多に見ないよ。値段も安いんだけど、今日はやるか分からないよ」
「何故だい?」
「屋台の主がゼオンだから」
「……最強の悪魔が何をやってるんだい?」
「昔は屋台のラーメンで自分と白音ちゃんと黒歌先輩を養ってたんだって。今は趣味が料理だから、それを披露する場として屋台をやってるって言ってたし、今度料理本を人間界で出すんだって」
そう話すとゼノヴィアが頭を抱えた。気持ちはよく分かる。だけど、本人は気にしていないからいいじゃん。
しばらくすると、イリナと部長が通話を終えて結界を解く。
「先に確認するけど、内容は私達と貴方達の協力体制とその詳細かしら?」
「ええ、そうです。一応、全員への説明と確認を兼ねたいと思うんですけど」
「そうね。皆、聞いて頂戴」
そこから部長が長々と説明してきたけど、理解出来たのはこれだけだ。
聖剣の奪還、あるいは破壊までの間、駒王内での教会の二人の活動を認める。
教会から送られてきた二人はグレモリー眷属と共に一つのチームに再編されて悪魔側と教会側から一名ずつ送られてくる部隊長の指示に従う。聖剣の奪還、あるいは破壊の方針は部隊長達が決める。
他にも色々と細かい事があったけど、大まかな内容はそんな所だ。
「そして、送られてくる部隊長なんだけど、悪魔側はゼオンよ」
「教会からは最強の悪魔払いのデュリオ殿です」
二人の様子から察すると、過剰戦力みたいだ。いや、違う。動かすはずのない戦力を動かしたのかな?イリナ達はさっきまではゼオンの力を頼ろうかと考えていたはずだ。それなのにデュリオって人の名前が出た途端に何かを考えだした。部長も何かを感じ取ったのか考え始める。
「ごめんなさい。何処か部屋を貸して貰えないかな?少しゼノヴィアと話を合わせたいから」
「構わないわ。そうね、1階の一番奥の部屋を使って頂戴。こちらも少し話をまとめたいから。そうね、30分後にまたこの部屋に来て貰えるかしら?」
「分かったわ」
イリナ達が部室を出ると同時に部長が結界を張る。
「ムジカ、ゼオンから何か聞いていたりする?」
「いや、オレはお前達の護衛を任されただけだ。だが、ゼオンが何かをしたのは間違いないな。ゼオンの手は意外と長いからな。何か面倒な事を掴んだ可能性が高い。自分たちをトップにおいてリアス達にやらせるということは成長に繋が
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