マブラヴ
ゲート 自衛隊彼の地にて、斯く戦えり
0990話
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見せる筈もなく、メガ・バスターキャノンのビームから生き残った要撃級や戦車級を含む小型種へと、上空からサークル・レーザーを放っては駆逐していく。
10万を超える数のBETAである以上、メガ・バスターキャノンの攻撃でも1度だけではBETAに与えるダメージはたかが知れている。それだけに、そこから何度かメガ・バスターキャノンを放っては、BETAの数を減らしていく。
いや、中衛の場所にいるBETAを消しゴムで消すかのように消滅させていくこの作業は、慣れてくると結構楽しいな。
そんな風に攻撃しながらも、それでもBETAの足が止まらないのはBETAらしいと言えばらしいのだろう。
今までに何度も俺達シャドウミラーと敵対しているというのを考えれば、航空機に対抗して光線級や重光線級を生み出したように何らかの対抗策を用意してきてもおかしくない。
もしくは、このマブラヴ世界の兵器にかに関しては有効な対抗策を生み出せても、ビーム兵器メインの俺達への対抗策を考えるのは難しいという線もあるか。
ともあれ、上空から放つメギロートのサークル・レーザーによって次々と中衛のBETAは死骸へと姿を変えていくのだが、そんな状況でもBETAの進軍が止まらず、やがて後衛も姿を見せ始める。
BETAの中でも最大種……いや、母艦級の存在が発覚したのを考えれば、既に最大種とは言えないが、それでも最大級の存在ではある要塞級がおり、その背後には相変わらずニーズヘッグに向かってレーザーを射出し続けている重光線級の姿もいる。
……まぁ、ぶっちゃけ俺としては厄介なのは重光線級よりも光線級の方なんだよな。
重光線級は、確かにレーザーの威力は通常の光線級よりも高いかもしれない。だがレーザーの威力がどれだけ高くても、ニーズヘッグのバリアのうち一番外側に存在するEフィールドすら突破出来ないのでは、重光線級も光線級も変わらない。
寧ろ、小さくて数が多い通常の光線級の方が機動力が高い分だけ厄介さは上だ。
……もっとも、そのやり取りにしても相手の動き次第では纏めて消滅させる事が出来るのだが。
実際、ニーズヘッグの映像モニタに映し出されているのは、着々と突撃級を仕留めてはその場で転がし、バリケード代わりにしているレモンのヴァイスセイヴァー率いるシャドウとイルメヤの光景だった。
「レモン、そっちの状況は?」
『順調よ。後はBETAの後衛が距離を縮めてくれれば準備が完了ね』
「そうか。なら一網打尽にするまではもう少しか。言うまでもないだろうが、くれぐれも油断をしないでくれよ」
『誰に言ってるのよ。アクセルとの付き合いの長さを考えればそのくらいの事はきちんと分かってるわよ。、それより、アクセルの方こそ注意してよね』
「それこそ、誰に言ってるんだ。……まぁ、お互いに気をつけるとしよ
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